You side.
あなた「今日土曜日なんだけど来ちゃった…」
もう私の中でお馴染みになりつつある(?)あの角に、今日も向かっている。
大好きな彼に会うために
ただ今日はそのいつもとは違うみたいで
あなた「き、今日も来てくれたんです、ね……?」
Ky side.
あなた(らしき人)「き、今日も来てくれたんです、ね……?」
初めて見た"あなた"という子は、角から出てきたのがレトさんだけでないことにすごく驚いている様だった。
つーか…可愛い。
あなた「えっ…と…その…き、キヨさん…ですか…?」
俺のことも知ってんだ…なんか嬉しいな…
レトルト「そ、そうなんよ!今日なんか朝からきてさ…その、あなたに会いたいって言うから…勝手にごめんな?」
あなた「いや!いいんです全然!寧ろ会えて嬉しいっていうか…感激っていうか…」
なんだろ…この俺だけ場違い感…
レトルト「ならよかった…!…ってキヨくん?大丈夫?」
キヨ「あ、あぁ〜ごめんwなんか2人がいい感じだったから、さ?w」
レトルト「もぉ〜そんなんやないてぇ〜(照照)」
あなた「そ、そうですよ〜」
これはあれだな…相思相愛ってやつ…
2人ともわかりやすすぎんだよなぁ…w
キヨ「照れんなってw…あ、そういえばあなたちゃん…携帯って持ってる…よね?」
とりあえず俺もlime(忘れた頃にやってくるクソn)ぐらいは交換しとこうかな
……なんだろなこの変な感じ…
あなた「あ…持ってます、よ…?」
レトルト「なんで携帯?」
キヨ「え?いや連絡先交換したいなって」
レトルト、あなた「……………」
……んん?
キヨ「えなに、2人まだ交換してなかったの?」
レトルト、あなた「…してなかった……」
キヨ「こいつら…wまぁ今交換ってことで!」
レトさんもだけど…あなたちゃんも見てて飽きないな…w
レトさんには悪いけど…俺もやばいかも
レトルト「あの、キヨくん1ついい?」
キヨ「なぁにレトさん」
あなた「どうしたんですか?」
レトルト「………俺携帯置いてきちゃった」
キヨ、あなた「……………」
唖然とする俺とあなたちゃん。
いやなに?携帯忘れたぁ?
キヨ「…流石レトさんww取ってきなよ待ってるから」
レトルト「あなたごめんな、ちょっとキヨくんと待っててくれる?」
あなた「全然いいですよ笑 今日は土曜日ですし…ゆっくり待ってます」
レトルト「じゃすぐ戻ってくるから待ってて!」
そう言って脱兎の如く駆け出すレトさん。
あっという間に見えなくなった…w
キヨ「行っちゃったね…w」
あなた「そうですね…すっごい速い…笑」
キヨ「とりあえず俺らだけで交換しとこうか?」
あなた「そうですね!…えっと…」
キヨ「あー、ここはこうして…こうすんだよ」
機械音痴、かな…?すっげぇ可愛い…
…これはまずいなぁ…w
俺も…………………
あなた「あはは…すみません…私こういうの苦手で…」
キヨ「いいっていいってこんくらいw」
\ピコン/
キヨ「お、追加できた感じだな
とりあえずなんか送るね〜」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。