ハニおっぱが 色々注文してくれて
わたしはそれを口にしていく
心配だった2人きりの食事
もっとこき使われるのかと思ったけど
むしろ逆…
会話も仕事とは全然違う
フレンドリーで
休日は何してるーとか、
会話を振ってくれてすごく話しやすかった
あれ?何か………おっぱのイメージが…
なんて勧められた豚カツを食べながら
じぃーっと見ていたら
やっぱり…………ハニおっぱだ、うん。
ビールをひとくち、ごくっと飲む
なんて言いながらも
店員さんを呼んでくれて
おしぼりを追加で持ってきてもらった
テーブルを拭いてると
感じるおっぱの視線…
あ…その話まだするの?
…ここで、嘘つくのも変な話だし…
少しだけ…沈黙が流れる
真面目なおっぱだもん
人前で路チューとかドン引き案件だよね
う"………痛い所突いてきますね…
そんなの…わたしにも分かんない世界線です。
グクを脳裏に抱けば
すぐにでろん、
と溶けちゃいそうな間抜けな表情になる
って自分でも分かる
ムキになって…変なおっぱ
お酒に酔った?って聞くのはタブーなのかな
メモっておかなきゃ。
意外………他人に興味あったんだ。←
まぁ……確かに顔…はかっこいい。
話すだけでも…もやつきは取れるのかも
ふぅ…と息を吐き
グクと出会ったのはいつだったかなぁ…
うーん…って口に出しながら
思い出せと言わんばっかりに
目線を斜め上に持ち上げてみるけど…
嘘。
グクとの出会いは
今でもハッキリ覚えてるよ。
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次から回想シーンになります♡
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!