もうすぐツアーが始まってしばらくあなたに会うことはできない。
だからどうしても最後にあなたに会いたかった。
もちろん、返事はない。
やっとあなたの声が聞こえた。
しばらくするとキャリーケースを持ったあなたがでてきた。
マネージャーが迎えに来てくれていてメンバーものっていた。
あなたは驚いて申し訳なさそうな顔をした。
あなたは大人しく俺の隣に座った。
向こうについたらとりあえず練習だった。
あなたもついてきてくれた。
休憩中にあなたを見るとなにやら手伝っているらしい。
マネージャーさんに何かを頼まれたあなたは隼のところにやってきた。
あなたは渡してどっか行った。
リハの日もあなたはお手伝いしていた。
あなたは変わっちゃったのかと思ったけど優しいところは変わってない。
ついに本番。
あなたは関係者席にいる。
必死に抵抗してたけど、じゃあどこで見るのって聞いたら外でこぼれを…とか言い出したから無理やり連れていった。
俺は今日はあなたのために踊る。
アンコールも終わってあなたのところに行った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。