あの出し物の案が決まってからローレンさんとは
凄く仲が良くなった
やはり真の陽キャというのが最近仲良くしていて凄くわかる
私が喋り終わりローレンさんから離れるとすぐ人が集まってくる
自分で言うのもあれだが、全然私と違う
クラスの使用人、甲斐田や不破とは可もなく不可もなく程良い関係を保っている
ので、私から使用人への好感度も上々だと思っている
文化祭の準備もあれから進んで
放課後はクラスメイトと楽しく準備を行っている
最初はクラスメイトの皆も私に怖がっていたのか
何か質問したらすぐ「ごめんなさい」とかえってきたり
変な噂やデマな情報を流されたりと色々と苦労したが
今ではそんなことの方が少なくなってきた
だが、1つ順調では無いことがある
それは
「葛葉さんと仮友達大作戦」
クラスがまず違うので、予定などが上手く合わず
葛葉さんがいる時に私がいないなどめんどくさい事が起こっている
どうやったら、会う機会作れるかな、、?
そう考えていると
ローレンさんが喋りかけてきた
久しぶりの実行委員の集まり
だるいな ... そう考えているとふと叶の言葉を思い出す
なんで今まで忘れていたのだろう
重要な事なのに
文化祭実行委員になって良かった
初めてそう思った瞬間だった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!