前世で僕らは六つ子でした【来世松?】
─ 理都
※原作のフグ鍋の中毒死描写を含みます。六つ子の名前が変わります。苦手な方はブラウザバック
前世の記憶を生まれながら持って産まれた、おそ松こと呉(くれ)。
物心が着いた時、自分の周りに同じ顔の5人が居ないことを疑問に思って親に聞いても、”お前は、一人っ子”としか言われない。
小学校に上がれば、弟の誰かしらには会えると思い、ずっと探し続けた。
ある日、クラスに転校してきた男子を見て、コイツは!となった呉は彼の名前を聞く前に叫んだ。
「チョロ松!」
しかし
「お前、誰だ!後、俺はチョロ松じゃない」
「え…。」
「二度と関わるな」
「そんな…。」
他の兄弟と中学で再会しても
「カラ松って誰だよ」
「俺、トド松じゃないし。人違い」
「一松って誰です?後、年上には敬語。」
「十四松?誰ですか、それ。貴方、おツムおかしくなったんじゃない?」
弟たちの記憶は無かった。