何度忘れても、きみの春はここにある。
ある日君が言った。
「記憶のリハビリ、付き合ってよ。」
過去の出来事から友達関係に臆病になってしまった〇〇は、高校生活を空気のように過ごすと決心していた。
そんな時、校内イチモテて、イケメンで成績も抜群だけど、いつもどこか気だるげな高橋先輩に目をつけられ、
「忘れたくないって思える思い出、作ってや」と
強引にお願いされてしまう。
高橋先輩が有名な理由はその整った容姿だけでなく
"大切な記憶だけ"保つことができない記憶障害を
持っているからだった…。
特別な存在になるほど忘れてしまうーーーーーーー
切なくて苦しい甘い、たった60日間の思い出作り。
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update 17時間前