ヒモと鎖
「数日だけ泊めて」——数年前の雨の夜、雨に濡れた仔猫のような年下男子・大輝を部屋に招き入れた。
それが、解けない罠の始まりだった。
定職にも就かず、甘い低音ボイスで「𓏸𓏸ちゃんがいないとダメ」と抱きついてくる可愛いヒモ男。
自分が彼を養っているつもりだった。
けれど、将来を考えて部屋を出ようとした瞬間、ぬるま湯の日常は一変する。
「お前、自分が俺を飼ってると思ってたの?」
剥がされた仮面の裏にあったのは、何年もかけて仕掛けられていた狡猾で重すぎる『鎖』だった——。
ー 13,902文字
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update 2026/08/16