残りの1年を白紙に描く
※名前ありの夢小説です。苦手な方はスクロールを推奨します💦
名前:水無瀬 こころ
年齢:19歳
性別:女
身長:159cm
趣味:絵を描くこと、何かを学ぶ事
私は元々、言葉を発することが出来ない。
原因もわからない。身体に何か異変がある訳でもないし、脳や心の発達に何か異変がある訳でもない。
耳も聞こえる。でも、言葉は発せない。それで私は、何万回も苦労した。
ある日、体調に違和感を感じて、病院に行った。そしたら、余命一年と言われた。
心に、ぽっかり穴が空いてしまったみたいだった。
ただ体調に少しばかりの違和感があっただけなのに、別に、どこかが特別おかしい訳ではないのに。
それから、行ってた大学も辞めた。交友関係も狭くした。楽でいたかったんだ。
やることも無くて、ただ無心で絵を描いて、それをなんとなくネットに上げてた。
私は天才だと言われた。だが、他人の反応とか興味無い、他人から抱かれる好意なんてどうだっていい。
人間なんてクソ喰らえ。
そう思いながら日々を繰り返してた。
今日もまた、無心で絵を描き続けてた。
そしたら、急にお母さんが、私宛だと、白い封をされた手紙を渡してくれた。
────《日本フットボール連合》?
フットボール…サッカーか。
私に、なぜ?
サッカーなんて、やった事もなければ見たことだってない。一切興味の無いものだった。
……それでも、なぜか、面白そうだと私の頭が言っていた。
母に、何でそんな変な顔をしているの、と言われ、鏡を見る。
そこには、エゴイストの様な目をした、見たことがない私がいた。
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ー 6,734文字
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update 13時間前