闇夜に咲く漆黒の華。〖第一章〗
時は現時代。
俺の名は〖じゃぱぱ〗
極普通の一般人で配達屋をしている。
家が少し貧しかった為、15歳からこの仕事
をしている。
最初の頃は緊張してばかりだったが、
優しい先輩達のおかげですぐに慣れた。
しかし、俺が住むこの街はここ最近物騒
な事件が多発している。
その名は『殺人事件』。通称、"マフィア”
という11人の組織が夜になると活動を
開始してるらしい。
怖いのが苦手な俺は、先輩に夜の配達は
無いようお願いした。
そのおかげで"マフィア”には遭遇しな
かったのだが、
ある日、急遽夜間配達担当の人が体調を
崩し配達が出来なくなってしまった。
その為、何故か俺が選ばれてしまい
夜の配達を任された。
誰にも会いませんようにと願いながら
積み重なった配達品を減らしていった。
そして等々、最後の一件となり
ホッとした俺は扉をノックした。
だが誰も出てこなかった。
何度しても出てこない為中に上がった。
そしてリビングらしき扉があったので
中に入ろうと扉を開けた瞬間…
俺の頬に生暖かいものがべっとりと
ついてしまった……。
驚いた俺は正面を向くと……そこには…
ー 71,952文字
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update 2024/03/27