【hbc】波打ち際の歌声
⚠️注意点⚠️
本作品は、🤣🐝様の「Rumor」の歌ってみたを参考にして、執筆しております。是非そちらも併せてお読みくださいませ。
「...なんや、あの子。」
ある暑い夏の日。任務帰りに、人気のないビーチに俺は足を運んだ。
人がいないのが勿体無いくらいに、エメラルドグリーンの海がキラキラと日光で反射していた。
ジリジリと眩しい光が容赦なく砂浜と俺の肌を焼いていく。
ふと、波打ち際に目を向けた。
聞いたことない、だけどもどこか懐かしいような、そんな歌声が聞こえた気がして。
そこには、見知らぬ子が海に肩から下を沈めて、ぼんやりと青空を眺めていた。
よく見れば随分深いところにいる。俺ならとっくに足はつかない。
今日は、入道雲が膨らんでいて、青空から色を奪っている。
ぽやぽやした雰囲気を纏ったその子が、突拍子もなくこちらに視線を揺らがせた。
呼吸器が、全部止まった気がした。
そのときだけ、眩しい日光も、焼ける肌も、光る海も、静寂だった気がする。
その子が、あまりにも人形のような造形をしていて、あまりにも無垢だったから。
この世界の穢れを全部知りません、と言わんばかりの、そんな純粋な瞳。
正直理由なんて何個でも並べられた。
でも、実際は脳も動いてなかったから、多分一目惚れというやつなんだろう。知らんけど。
__それが、一夏の俺の一番の思い出。
🤣🐝様の「Rumor」の歌ってみたはこちら↓
https://youtu.be/f7bg5fDm0y8?si=y5zQ-8I1vrBqVINh
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