あなたに似た笑顔
国民的アイドル・中島裕翔の娘として生まれた少女・中島結羽(ゆう)。
彼女がまだ4歳のとき、母・梨乃に手を引かれて見に行ったHey! Say! JUMPのライブは、まばゆいペンライトと音楽に満ちた“魔法の夜”だった。
幼い心に焼きついた、ステージから降りそそぐ笑顔と光。それが、彼女の夢のはじまりだった。
――けれど、小学2年生の秋。最愛の母を交通事故で亡くし、世界は突如静まりかえった。
歌声も、ペンライトの魔法も、すべてが遠くなっていく中で、彼女を支えてくれたのは、JUMPの“お兄ちゃんたち”の存在だった。
時が流れ、高校に入学した結羽は決意する。
もう一度、あの日のきらめきを胸に、スクールアイドル部「Twinkle Days」を結成することを。
仲間たちとぶつかり、支え合いながら――
結羽は「誰かに似た笑顔」ではなく、自分自身の光を歌に乗せてステージに立つ。
そして願うのはただひとつ。
「あなたがくれた笑顔を、今度はわたしが届けたい。」
これは、“あの日の光”から生まれた少女が、
過去と向き合い、仲間とともに、“未来の輝き”をつかみに行く物語。
ー 31,804文字
favorite10
grade14
update 2025/07/05