不幸な私はSTPRに加入致します
恵まれた家庭に育ち、何不自由なく暮らす妹。一方、大家族の長女として生まれた主人公・○○は、幼い頃から不幸な子と罵られ、虐げられてきた。彼女の家系には、10年に一度、幸運か不幸のどちらかの力を持って生まれてくる者がおり、不幸を持って生まれた者はその分、強力な魔法の力を授かるという。そして18歳になれば、その幸運と不幸は入れ替わる運命にあった。○○も魔法の力を持っていたが、それに気づかぬまま、母親と妹からはその不幸さを憎まれ、真冬の寒空の下、弟3人と妹と共に家を追い出されてしまう。殺し屋として稼いだ金でなんとかマンションの一室を買い、細々と暮らしていた彼女だったが、興味本位で始めた歌い手活動が、いつの間にか爆発的な人気を博し、登録者数は急増。16歳になった○○は、その現実に驚きを隠せなかった。殺し屋と歌い手、二つの顔を持つ彼女は、弟たちに苦労をさせないために、懸命に稼ぎ、魔法の力で得た莫大な富を費やしていた。しかし、学校では妹が同じクラスに転校してきて、相変わらず○○をいじめ抜く日々。そんなある日、絶大な人気を誇る歌い手グループSTPRの社長、ななもりから、グループへの加入を打診される。不幸な少女が、歌い手として、そして殺し屋として、波乱万丈の人生を歩み始める――。
ー 34,293文字
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update 2025/11/29