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うす青い光が降り注ぐ、美しい月夜の物語
ー 3,817文字
暗い北の海に住む人魚は、寂しい海よりは優しい人間が住む街で育ってほしい、と海辺の街の神社で子どもを産み落とす。ろうそく屋の老夫婦に拾われた人魚の娘は美しく成長し、娘が絵を描いたろうそくは大評判となる。やがてその噂を聞きつけた商人が娘を売ってくれとやってきて・・・。 イラスト/花森エマ
長い間病気で寝込んでいた太郎は、ある日ようやく外に出られるように。友だちの姿がどこにもなく、しょんぼりしている太郎の前に金の輪を回しながら走ってくる少年が現れて―――。