柚音
小説
活動報告
- ファンタジー連載中オリジナル

【試作】ラプラスの悪魔(仮題)
『ラプラスの悪魔』 因果律に則り、あらゆる時間軸の事象を把握する超常的存在。現世を生きる者どもにとっては、神に等しい御力を有する──まるで悪魔。 私は生を受けた。短命な余生でありながらも、その軌跡を美徳とし、自身の手で切り開くことを正義とする種族に。 生とは儚い。未來で何が起きるのか見当もつかない中で、選択肢をかいつまみ、選び取り、何かを遺して逝く。 それは実に綺麗で誇り高き軌跡。死という運命の輪廻の最中、人々はそればかり気にしている。 それが汚れた手で積み重ねたものなのか、もしくは純粋無垢な手で作り上げられたのか……否、どちらでも構わないのだろう。 誰かに認識され、雑言を受け、祝福され、憎悪され、賞賛され、信頼され、羨望され、寵愛され、嫉妬され──それこそが生。 私は生みの親からそう教わった。そんな彼らも私が幼い時に消えてなくなった。 悲しくはない。何故ならそう決まっていたのだから。 ラプラス・レイリティ──ラプラスの悪魔。 この世に生まれ落ちてから2000年もの間、全てを見てきた。 ラプラスの悪魔として生を受けた、宿命を果たすために。 ダークファンタジー(の予定)。 冒頭の試作です。 ー 4,606文字
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