第11話

10.隣にいさせて...
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2024/03/10 04:15
こんちくわ!!!
りんごです!フォロー本当にありがとうございます🙇‍♀️
早めに完結をさせるために毎話3000文字ほどにしていきます。
長いかもしれませんがご理解よろしくお願いします。






ーーーゴヌクsideーーー





俺はギュビンが好きだ。





彼を一目見たときから好きだった。



……いわゆる一目惚れ的なやつ?






だが、ギュビンからしたらただの頼れる友達ってだけなのだろう。




それが辛くて辛くて仕方がない、




そりゃそうだ



好きな人に1人の男として見られてないわけだ



それにプラスギュビナはゲイが嫌いなんだ。



その嫌いな理由は僕とギュビナぐらいしか知らない




2人だけの秘密みたいで浮かれてしまう


その一つ一つの行動が俺に誤解を産む。



彼は俺が頼れるだけで2人だけの秘密にしたいわけではないのだろう


そんなの俺が1番わかってるよ……




だとしても、今はギュビンの1番になりたい





ギュビンがこのことを知ったらどう思うのだろう。



ずっとずっと友達だったやつからこんな恋心を抱かれてるなんて知ったら、気持ち悪いとと思うだろうし、憎いとも思われるに決まってる。




恋とは人間をこんなにも変化させて、こんなにも粉々に壊す。


そして恋心はいつか爆発する…




……まるで爆弾のように。




誰にもその爆発だけは止められない。




自分にさえ止められないぐらいなのだ。




だからこの気持ちに蓋をしたい。出来ればね、




でもそんな簡単に諦められない。



もし諦められたとしたら苦痛を味わないだろうし、苦労もしない。






なんで俺のことを好きになってくれないのだろう



俺はこんなにも好きなのに、





〈なんでよッ泣〉




僕の頬には涙がつたっていた






泣いてもなんにも変わらないことなんてわかりきったことだ。





ただ涙が勝手にでてくる。



俺は望んでないのに




自分が望んでいるのはぎゅびなに好きになってもらうこと。



ただそれだけだ






だからお願い神様、それ以上の高望みはしないから

この願いを叶えてください。



〈もう嫌だよグスッ泣〉






俺もこの涙みたいに蒸発して空気中に浮いて逃げたい。




アニメでもないしドラマでもない、ノンフィクションの世界だから無理に決まってるけどね。




でも思うことぐらいは許して








こんな僕にも幸せが訪れるのかはわからないけど、




"今はちょっとでも長く、ちょっとでも多くギュビンの隣にいさせて……"













ーーーギュビンsideーーー





いつからだろう、












"俺がユジンに恋心を抱き始めたのは…"




最初は大っ嫌いで、大っ嫌いで仕方なかった彼が今になっては愛おしくて、可愛くて誰にも渡したくない嫉妬心が込み上げてくるようになった。




正直いって嫌だった。




だって怖いんだ、これからのことが




今の世の中、同性愛を理解してくれる人が少ない。




みんなに白い目で見られたり、バッシングを食らったりするだろう




そんな未来しかみえない。



地獄を乗り越えないと天国にはたどり着かないかもしれないが、その天国までの道のりが大変なのだ。



根性無しなのは自分でも自覚している。



でもしょうがないじゃん……好きな人のことになると誰しもよわよわになるでしょ?



それと一緒だ。




その、辛いことプラス親はきっと俺が可愛い女の子を連れてくると思っている。



親はもちろん反対するだろう。




相手は男でなんなら俺が抱かれる側だから




「どうすればいいんだろ、」









ピコンッ







男が1人で悩んでいる静かでブルーな雰囲気とは似合わないような明るい通知音が部屋に鳴り響いた。



その音が鳴ったであろうスマホを見てみると、今俺が悩んでいる張本人からの連絡だった。





"今日の夜、予定空けといてください。"





と書かれてあった。




なんとなく察してしまう自分に恥ずかしく思う。



ここ最近、ゆじなが夜に俺のアナを触ってくる。



まだ、気持ちよくはない




普段は指を入れるところじゃないから違和感でしかないし、圧迫感がすごいのだ。




本当にここで気持ちよくなれるのか?と疑問に思うくらい。






でもその時間はとても幸せに感じる。




彼の手が僕の中にあり、僕に触れているからだと思う。




ユジナは可愛くてかっこいいから本当に実在しているのか心配になる





実在していたとしても、繊細すぎていつか消えてなくなっちゃうんじゃないないかって、怖くなる




だけど俺に触れている時だけ、唯一彼の存在がわかる。





それも幸せの一つだ。







ガチャ




『ヒョン、ただいま〜』




「ゆじなおかえり!!」





すぐさま彼のいる玄関に行ってしまう。




まるで飼い主が帰ってきた子犬みたいだなと自分でも思ってしまう。





ギュッ



『ぎゅびにヒョン、、、』




「うおっ、!びっくりした、いきなり寄っかかって来んなよ〜、!」




『だって〜疲れたんですもん。ギュビニヒョンチャージです』




やめて、そんなこと言われたら嫌でも勘違いしちゃうじゃん。




『んふふっ、ひょんかわいい』




「こら、年上をからかわないの、!!」



『いいじゃん』





はぁ、彼が可愛くて全部許してしまう。




いつかこんな可愛い彼に抱かれるなんて嘘みたい








こんなこと、ゆじなに言ったらどんな反応をするのだろう




嫌われちゃうのかな?




まぁ、彼からすれば所詮カラダの関係にすぎないわけだし




俺にこれっぽっちの感情もないはず、



あぁ、そう考えると辛いなぁ、





彼のことを好きになるのは間違いだったみたい。



でも、人間だからしょうがないよね。



俺の願いは、ゆじなに好きになってもらうこと。



それ以上なにも望まないよ。




それが無理だとしても




"今はちょっとでも長く、ちょっとでも多くユジンの隣にいさせて……"











『ヒ……!』







『……ン!』









『ヒョンッ!!』





「あっ、ごめん。どうした?」





『いきなりぼーっとしだしたので、疲れてるんじゃないかって心配になっただけです、』




「心配かけてごめん…」




なにやってるんだ俺!!

好きな子にこんなにも心配をかけるなんて!!



こんなんじゃ好きになってもらえるわけないじゃん…




『…誰にですか?』



「え?」




『だからッ、誰に好きになってほしいんですか!!!』




「俺声出てた…?」




『はい、思いっきりね!!!』




俺、張本人の前で言っちゃうなんてどんだけ馬鹿なの!!!!




好きバレしたら嫌じゃん…




『で、誰なんですか?』



「いや、その……」



『あ〜、そっか〜僕には言えない相手なんですね!!!』




いや、なんでこんな怒ってるの!?


仮に好きな人ができたとしてもユジナには関係ないじゃん



『ごめんなさい、ちょっと頭冷やしてきます』



「まって…!!!」


ガチャッ




「あ、言っちゃった…」




ドアが閉まる音が鳴り響くと同時に、シュルルルと効果音がつきそうなほど、その場にしゃがみこんだ。



「嫌われちゃったかな…ポロ」




手の上に水滴が落ちてきた。



それが涙と理解するまではそんなにかからなかった。




「なんで、口が滑っちゃうのかなッ泣」





好きな人に嫌われるということがこんな辛いとは思わなかった。


今まで付き合って来た人は、告白して来た子達で、俺が振ってきた子達。


だから辛いことなんて1ミリもなかった。

でもゆじなの場合、自分から好きになったからか、辛い思いをすることが多い。



「全部全部上手くいかない、グスッ」




相手になにか言わないと変わらないなんてわかってるけど、そんな勇気今はないよ……



「お願いだから、嫌わないでグスッ泣」






ーーーユジンsideーーー





はぁ、ついカッとなってしまった…



あれは誰だって嫉妬するでしょ!!



好きな人が、誰かに好きになってほしい〜なんて言ってるんだよ!?



そんなんイラついちゃうじゃーん、、、



だけど言いすぎちゃった……



これでもっと嫌われたらどうしよう…



ギュビニヒョンに好かれようとしてるのに逆効果じゃん…




もうやだよ、、、




『どうすれば…ガバッ』



『……、!』




『ん"んッ!!』



〈喋るな、暴れるなよ〉




僕はその声に聞き覚えがあった。






























"ゴヌクヒョンだ"










┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

はい!!ここで一旦終了です!

この作品なんですが、4月以内には終わらせます!!

4月〜5月の間にハオビンの『運命を感じたから。』を載せる予定です!!



てか、ゆらゆらの曲が頭にずーっと流れてるんですけど……

リッキーの発音がまじで綺麗だし、ハオちゃんの下唇だしてるところまじで死んじゃいます🤦‍♀

また次回会いましょう
ばいばい
 

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