小説更新時間: 2024/04/01 01:14

完結

純白に染まった君と黒く汚れた僕。〜二人、遮断器越しに重なる〜

純白に染まった君と黒く汚れた僕。〜二人、遮断器越しに重なる〜
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僕、上宮 卓也は、今も君、朝倉 心雪から見たら昔のように好青年で、優しくて、親切な人なのだろうか。でも、僕は変わった。君があの日、居なくなってから狂ったように犯罪に手を染める様になった。覚醒剤の販売、魚の密漁、スリ、のび(泥棒)…
金はすべて、俺と同じような施設で育っている子供に寄付をしている。
一通り犯罪を犯して、ようやく気づいた。僕は君が居たから「好青年」だったんだ。
君が、いなかったら僕は…
7月24日。泥棒で警察に住所がバレ、荷造りをしていると、古びた封筒を見つけた。字が、君の字だった。中の手紙を読むと、
「2023年、7月25日、午後8時に踏切にて」
と書かれていた。そこはよく覚醒剤の取引場所で今警察が厳重警備をしている。つまり、事件(泥棒)を起こした僕が行ったら捕まってしまう。行っても、もう僕は黒く汚れた僕。もう好青年な僕はいない。でも、でも…
ーー君に逢いたい。

チャプター

全8話
2,947文字
甘味屋 甘粉

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