第10話

9話
624
2021/06/11 14:28
屋上でただ立ち尽くしていると、ドアの開く音がした
大神優
大神優
七海
あなた

お、大神……

あなた

なんで……ここがわかったの?

大神優
大神優
いや、別に…なんとなくだけど
あなた

そう…なんだ

あなた

……………

大神優
大神優
ごめん
大神優
大神優
七海の嫌がるようなことして……ほんとに…ごめん
と、彼は私の目をみて謝った
彼の眼差しは真剣なものだった
あなた

うん………

あなた

なんか…こっちこそごめんw

大神優
大神優
いや、別に…悪いのは俺だし
なんで……否定しないんだろう
やったのは水野さんたちなんでしょ?
大神優
大神優
ほんとに…ごめんな
頑なに謝る大神。
その言葉からは彼の優しさを感じられた
私が思うにきっと彼は水野さんを庇ってるんだと思う
なんでかはわからないけど………
そして私はあえて笑顔で返事をした
あなた

はいは~いwもうその話はおしまい

大神優
大神優
お、おう
あなた

んでさー私服装どうしたら良いと思う?

大神優
大神優
ってかお前どうして濡れてんだよ
あなた

なんかバケツ持って振り回してたら水溢れてw私にかかった

と、私は嘘をついた。
なんか………月島に話しかける資格なんてないって、思ったけど、
嘘を背負うことで……少しは変わるかなって、思ったから
大神優
大神優
wwじゃ今日はさぼるかー?w
あなた

うんw

と、私達は、サボることを決定した
ドアを開け、校舎を歩き昇降口に向かう
靴に履き替えて、外に出るとき
彼は小さくため息を吐いた
あなた

どうしたの…大神









@大神Sidebar




この日が来たかぁ
と、朝から憂鬱で仕方がなかった俺は
学校をサボりに出るとき小さくため息を吐いた
それを聞いていた七海が心配してくれて……
良い機会なのでは、と少し考えた
今後の七海に関わることだから
そう思った俺は、口を開いた
大神優
大神優
実はさ………

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