第46話

39話
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2023/11/10 09:09
あなた
疲れた……
私はあの後、マフィアを出ていき今は喫茶処うずまきで休憩している。
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
あら、どうしたの?
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
そんな疲れ切った顔をして
あなた
貴方は……
あなた
新入りの方?
私は卓上に置かれたお冷を軽く飲むと彼女に問い掛けた。
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
えぇ、そうよ
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
あたしの名前はルーシー・モード・モンゴメリ
あなた
そう……
あなた
宜しくね
あなた
モンゴメリちゃん
私は笑顔で彼女の名前を呼ぶと、彼女も笑顔になった。
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
あたし、貴方とお友達になりたいわ!
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
貴方のお名前は?
あなた
私の名前はあなたの名字あなたの下の名前
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
素敵な名前ね!
あなた
有難う
私は何だか心が温かいな、と不意に感じてしまった。
あなた
……少し髪の毛をいじってもいいかな?
私はモンゴメリちゃんの綺麗な赤髪を指差した。
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
えぇ、勿論良いわよ
あなた
ふふっ
私はモンゴメリちゃんを私が座っていた席に座らせると、彼女の髪を結った。
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
可愛い……!
私は手鏡を彼女に見せると此方を振り返りながら笑顔でそう云ってくれた。
私は彼女の髪を一度全て解き、其処で軽くヘアアイロンで巻き、トプシーテールを施した。
ヘアアイロン等は他の店員さんから少しばかり貸してもらった。
あなた
少し前に携帯でやり方を見たのだけど、此の髪型貴方に似合いそうと思ったの
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
手先が器用なのね!
すると、うずまきの扉が音をたてながら開いた。
私達は其を見ると、敦くんが立っていた。
中島敦
中島敦
どうしたの?その髪型
敦くんは此方に真っ直ぐ歩いて来てモンゴメリちゃんに問い掛けていた。
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
あなたの下の名前にやってもらったのよ?
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
可愛いでしょ?
モンゴメリちゃんは冗談のつもりで云ったのか敦くんの反応を楽しもうとしていた。
だが、敦くんはモンゴメリちゃんの眼を真っ直ぐ見つめながら笑顔で呟いた。
中島敦
中島敦
うん!
中島敦
中島敦
とても似合ってるよ!
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
……
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
はぁ!?///
あなた
おやおやw
私は席に座りながら両手で顔を覆うモンゴメリちゃんを立ちながら笑顔で見た。
中島敦
中島敦
中島敦
中島敦
僕変な事云いましたか?
あなた
天然純粋無自覚人誑し
中島敦
中島敦
其れは流石に云い過ぎですよッ!
敦くんは今の状況が全く判っていない様子で冷や汗が顔を傳っていた。
あなた
www
流石に私も敦くんが可哀想だと思い、助け舟を出そうとした。
だが、その時タイミング悪く敵襲が私達に憚った。
中島敦
中島敦
!?
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
何!?
あなた
ッ!?
突然割れた窓硝子の破片が顔を軽く切り付けた。
中島敦
中島敦
あなたの下の名前さん!
ルーシー・モード・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリ
大丈夫!?
あなた
此の位大丈夫
私は静かに垂れてくる血液を雑に拭うと、侵入してきた相手を見た。
あなた
……成程
あなた
厭な手札をきってきた訳だッ……
ナサニエル・ホーソーン
ナサニエル・ホーソーン
……
私は地面に落ちていた窓硝子の尖った破片を勢いよく彼の首に投げ付けた。
トプシーテールっていうのは簡単にいうとくるりんぱの事です。
また次回

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