第5話

無駄無駄五発
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2022/04/23 10:58
こうして、私達が乗り込んだリムジンは無事出発してしまった。たかが近くのショッピングモール行くだけなのに、リムジン出さなくても良かったでしょ…()



ため息をついたが、まあリムジンなんて高級なものには今後もう乗れないだろうし、折角だから満喫しちゃおうと気分を切り替えて、窓の外を見ようと後ろを向こうとした時だった。
あなた
むぐっ
横を向いた時点で顔を両手で包まれた。誰だと思い見上げてみればジョルノだった。いや、年変わらない異性にこんなことしちゃって大丈夫なの?ねえ、大丈夫なの??



異性に顔に思いっきり触られていることにドキドキしてしまった私は、顔を真っ赤にしながらも視線だけは窓を見た。ごめんだけど、ジョルノの顔面偏差値が高過ぎて直視出来ない。



ジョルノは、そんな私の行動がお気に召さなかったのか「こら」と声を出す。ビックリした私は自然とジョルノに視線を戻してしまった。



目の前のジョルノは少しだけ不機嫌そうな顔をして私を見ている。イケメンは何をしてもイケメンなんだなぁ(遠い目)
ジョルノ・ジョバァーナ
あなた、あんまり外に目線を向けないでください
あなた
え、どうして?
ジョルノ・ジョバァーナ
ハァァァ〜〜〜…全く、あなたは本当に鈍感ですね…。
DIO
あなたの鈍感さにはこのDIOでも不安になるぞ
右隣に座っていたDIO様まで便乗してそう言うものだから、たじろいでしまった。私ってそんな鈍感なのかな……



学校の友達の好きな人を教えてもらわずともすぐ当てられることで定評あるんだけど…←



2人の言っていることがよく分からなかった私は、頭を抱える2人を横目に再度窓の景色を見た。外を歩いている通行人と目が合った!ヤバい!なんか「……!?!?」みたいな顔してこっち見てた!!()



慌てて後ろを向いて、見て見ぬ振りをした。なんか学生さんと目が合ったんだけど、マジで目を点にしてこっち見てたもん怖過ぎだって!!



やっぱりリムジン移動はヤバい…ここが比較的静かな住宅街なのも相まって、ウン千万円なんて余裕でしそうなこのリムジンが余計に浮いている…空気感に合ってなさ過ぎる……ッ(苦悶)



頭を抱える2人にシンクロするように私も頭を抱えた。
虹村億泰
おい見たか仗助ぇ〜?あの如何にもセレブが乗りそうな車…羨ましいぜ〜ッ、きっと金持ちなんだろうなぁ〜
東方仗助
俺も見たぜ…リムジン一回で良いから乗ってみてぇな…。
広瀬康一
リムジンかぁ…生で見るのは初めてだけど、やっぱり凄いや…。

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