第6話

無駄無駄六発
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2022/04/30 14:56
こうして無事ショッピングモールに着いたわけだけど…降りる時すっっっっっごい悪目立ちした!!「え、何でこんなところにリムジン?」みたいな目で見られた!!最悪!!



兎に角他人のフリをしたかったので降りるなり一瞬で2人のそばからダッシュで離れ、自分は関係ないと言う振る舞いをしたが、何故か一瞬でDIO様の元に戻されていた。



可笑しいよ!!私は今間違いなく広場の方に向かって猛ダッシュしてたのに!!何で戻ってんの!?あり得ない!!(語彙力)
DIO
こらこら、あんまり離れるんじゃない。危ないだろう
ジョルノ・ジョバァーナ
あなたは可愛いんだ、1人でいたりなんかしたらすぐにナンパされちゃいますよ
そう言って微笑みながら私を見下ろす2人に一瞬寒気を覚えたが、気を取り直して入ることにした。特に欲しいものも思い当たらないし、いよいよ来た理由が分からない…()



こんなお出かけあるかよと内心ツッコみながらも入って行くと、相変わらずの賑わいを見せていた。ここはこの辺りの中でもかなり大きい施設だから、休日はいつもこの通り混雑しているのだ。



にしたって2人は大丈夫かな?あの2人、あんま人混みに入るのは好きじゃないと思うんだけど…。
あなた
……ってなんか私達の周りから人が離れてってる!?
ジョルノ・ジョバァーナ
パードレの威圧感のお陰ですね
なんと、DIO様から放たれる圧倒的なオーラに恐怖した周りの人達が周辺の道を空けてオドオドしながら歩いているのだ!!何その皇族が通られた時みたいな対応!?



ますます他人のフリをしたくなったが、2人がガッチリと私の手を掴んでいる以上離れることが出来ないため、一生の生き恥みたいなものを味わいながら歩く他無かった。滅茶苦茶じゃん!!



兎に角、広場を歩いてちゃダメだ!!どこかお店に入ってこの場から抜け出さなきゃ!!



必死で辺りを見渡して、面白そうなお店を探す。すると、視界の端に何やらお洒落なお店が見えた。もう何のお店でも良いからあそこに入って逃れよう!!



何故か周りに威圧的な視線を向ける2人を引き摺るようにして前へ歩いた。ホントこれ以上人の目を集めるようなことをしないでくれッ!!



やがてそのお店が見えてきたので入ろうとした時、私はとんでもないことに気付いた。なんとこのお店は……
DIO
ん、下着の店か?
バリバリのレディース下着屋さんだった(絶望)

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