また険悪な雰囲気を醸し出す2人だったが、あまり気にしないことにしてカルパッチョを食べた。これがカルパッチョだったのか…名前しか知らなかったから、こう言う料理だとは思ってなかった…。
食べてみると、あまり口にしたことのないドレッシングの味も相まってこれがまた絶品だった。イタリアの人は随分オシャレなもの食べてるんだなぁ…。
そう言えばジョルノも長い間イタリアにいたって結構前に聞いたけど…実は食べ慣れてるのかもしれない?
お皿に盛られている量自体があまり多くないのもあってすぐに平らげてしまった。カルパッチョ、美味しいじゃないか…これはリピート確定だわ()
ふと2人を見やると、睨み合いは終了していたのかカルパッチョを食べていた。2人とも表情は少し苛立っていそうな感じだったが、その割に行儀だけは無駄に良かった。
そうだ、確かDIO様ってその昔貴族のお家で育ったんだったっけ?そりゃあお行儀も良くなりますよねぇ…。テーブルマナーとか凄い叩き込まれてそうだもん…実際どうだったのかは分かんないけど…。
あまりにも整ったDIO様の所作に驚いてジーッと見つめていると、そのことに気付いたDIO様がこちらに目線をよこした。やばっ、ずっと見てたのバレた…!?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!