第7話

学校
883
2023/01/11 08:49
朝を迎えるとともに、俺は目を覚ます
なぜなら、部屋に目覚まし時計がない
制服に着替える。
…1日の約半分を…学校で過ごせるなんて、
あんな…ここでの生活はもう…嫌…
…でも…ここを出ていったら…俺は…
優希
謙杜様、ご用意、できましたか?
長尾謙杜
あぁ…ごめん…できたよ…
優希
いえ…急がせて申し訳ないです…
長尾謙杜
ううん…気にしないで…
優希
俺の車で学校へお送りいたします。
優希
行きましょう
長尾謙杜
は…はい…





ー車の中にて
優希さんは車を運転している
優希
お帰りの時間になるまで、ここに車を待機させておきます
優希
下校時間になるとともに、車へお越しください
長尾謙杜
…分かりました…
優希
…久しぶりの学校やけど…ほんとに大丈夫…?
長尾謙杜
…へ…?
優希
…ふっ…笑、心、ここに在らずって言葉、知ってますか?
優希
…俺に気遣ってる?笑
長尾謙杜
…俺のせいで…優希を…
優希
…俺は怒ってなんかないよ…?また、謙杜の執事をできて嬉しいよ
長尾謙杜
…ッだって…痛い思いを…
優希
でも、謙杜も同じでしょ?友達だから、お互い様やよ?
長尾謙杜
…え…また…俺とお友達に…?
優希
もう俺たちは、ずっと友達でしょ?
長尾謙杜
…あ…ありがとう…優希…
優希
…とりあえず、いい?
優希
学校では、謙杜、自分自身の秘密を、誰にも明かしちゃだめやからな?
優希
友達にもやで?
長尾謙杜
…コクッ…分かった…
…いつも通っている学校なのに…
…なぜか…不安を抱えて…





ー学校
長尾謙杜
…はぁ…なんか…久しぶりだな…
俺は屋敷の中ではいつも使用人としてこき使われているため、
…毎回学校に行くときは…1週間くらい経っているように感じる…
西畑大吾
お、謙杜!
長尾謙杜
…大吾くん…
大西流星
お久しぶりやな〜!
長尾謙杜
…土日あってないだけやろ…?笑
大西流星
まぁそうやけど!
大西流星
謙杜に会いたかったんよ〜!
長尾謙杜
…ありがと…りゅちぇ…
…今…久しぶりに笑えた気がする…
…こんなふうに友達と喋ってたい…
俺…優希以外にも友達…できてよかった…
西畑大吾
謙杜?なにしとるん?はよいくで〜!
大西流星
おいてっちゃうで〜!
長尾謙杜
…待って〜…!ふたりとも〜…!
今は…この楽しい時間を…堪能しよう…
…みんなといるだけで…俺の感情は回復傾向だ…
…でも…屋敷に帰ると…俺の感情は逆戻り…
長尾謙杜
(二人には…俺の秘密は…)




ーホームルーム
先生
よし、ホームルーム始めるぞ〜
先生
今日はまず早速、転校生を紹介する
西畑大吾
転校生か〜
大西流星
先生!転校生って男ですか?女ですか?
先生
男の子だが、身長が180cmあるな
大西流星
たか〜い…!
西畑大吾
かっこええとええな〜!
先生
じゃあ道枝、自己紹介
道枝駿佑
…今日からここのクラスに転校してきました。道枝駿佑です
道枝駿佑
よろしくお願いします
パチパチパチパチ
先生
よし、謙杜の隣が開いてるな。道枝、あの席に座りなさい
道枝駿佑
はい
道枝駿佑
…よろしくな?
長尾謙杜
ッ…はい…
…この人…前にあったこと…ある様な…




女の子)ねぇねぇ道枝くん!彼女とかいるの〜?
女の子)教えて教えて〜!
道枝駿佑
はいはい…笑
…道枝くん…?だっけ…入ってきてまだすぐなのに、人気者やな
…俺には…なんにも関係ないけど…
…はぁ…早くお昼にならないかなぁ…








ーお昼
長尾謙杜
(…!お昼の時間や…!)
俺はチャイムの音がなった瞬間、教室を飛び出した





ー食堂
長尾謙杜
よし…パンはっと…
パン 100円
長尾謙杜
100円…!安い…!
長尾謙杜
パン3個ください!
買った
長尾謙杜
んふふ…買えた…こんなにたくさん…!
もう所持金200円しかないけど…
こんなにたくさん買えたから良かった…!










ー中庭
長尾謙杜
今日はいい天気…
今日は雲一つない快晴だ
ん〜…なんか気持ちいね〜…
長尾謙杜
いっただきま〜す!
長尾謙杜
パクッ…
長尾謙杜
ん〜…!こんなに美味しいパン…初めてやわ…!
いつも…カチカチのご飯を出されて、
パンしか食べられるもの…なかったから…
??
ふふっ…お久しぶりかな?
長尾謙杜
ッ…!?
後ろから、聞いたことあるような声が聞こえた
振り返ると…
はい、他の作品をパクっているみたいなコメントを見ましたので、気をつけてはいます
全部、私が自分で作ってるので!!
そんなふうに言われると、傷つくので…

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