第12話

パーティー開催、地獄
731
2023/02/01 11:06
長尾謙杜
うわぁ…!
長尾謙杜
すごい…!このパーティー会場…!
長尾謙杜
こんなにすごいところがあるなんて…!
優希
そうやな、こんなにすごいとはな
長尾謙杜
優希も来なよ!今日は楽しもうよ!
優希
…そうやな…今日は俺も楽しませてもらおうか…
如月涼花
あら?謙杜!
長尾謙杜
…?この声って…
如月涼花
謙杜〜!
長尾謙杜
涼花!
如月涼花
覚えてくれてたの!?嬉しい〜!
長尾謙杜
久しぶりだね!涼花!
如月涼花
…どう…?謙杜…好きな子でも見つけたかしら…?
長尾謙杜
んなっ…///
如月涼花
その反応、図星ね?
長尾謙杜
う…涼花には敵わないわぁ…
優希
謙杜、この子は?
如月涼花
はじめまして!如月涼花です!
長尾謙杜
涼花は俺の小さい頃の幼馴染!
如月涼花
謙杜の良き相談者!
優希
よ…よろしくお願いします…
如月涼花
あなたは優希よね?
如月涼花
謙杜から聞いてるわ!
如月涼花
後…謙杜のことは知ってるから、気にしないでね…?
優希
…ありがとうございます…
如月涼花
謙杜にも、好きな人ができてよかったわ!
長尾謙杜
ま…まだほんとの好きな人なんかじゃ…///
優希
今日は道枝くんに告白するんやもんな!
長尾謙杜
…///
如月涼花
え!そうなの!?頑張って!謙杜!
長尾謙杜
涼花…///
大西流星
謙杜〜!
長尾謙杜
りゅちぇ…///
大西流星
やっほ〜!
大西流星
元気しとる?
長尾謙杜
…元気っちゃ…元気やよ…
大西流星
あれ?謙杜、この人は?
優希
初めましてだったかな、俺は優希、謙杜の執事やで
優希
実は謙杜は…
俺の秘密をりゅちぇに全て話した
大西流星
…なんやよその親…!
大西流星
余りにもの残酷すぎる…!
大西流星
ひどすぎる…!
大西流星
謙杜〜♡みっちーに告白するんやな!頑張ってな〜!
長尾謙杜
…ちょっと優希…///?
優希
あはは笑りゅちぇなら話しても平気かなって思ってな!
長尾謙杜
まぁええけど…///
長尾謙杜
…俺、中見てくるね!
優希
あ…!謙杜…!
タッタッタッ…






ーパーティー会場
長尾謙杜
でも…中に入ったのはいいものの…何処にいたらいいんやろ…
クンクン…
長尾謙杜
…いい匂い…
長尾謙杜
…!
長尾謙杜
ここの物…全部食べたことないものばっかり…!
長尾謙杜
全部美味しそう…
キョロキョロしながら歩いてると
トントンと後ろから肩を叩かれた
長尾謙杜
ん…?
長尾謙杜
あ…!道枝くん…!
道枝駿佑
やっほ〜
長尾謙杜
…道枝くんのスーツ姿…似合ってるし…かっこいいね…///
道枝駿佑
…ありがとな…///長尾も似合ってるで?
長尾謙杜
そ…そう…かな…///?
道枝駿佑
長尾、ご飯食べた?
長尾謙杜
いや…ここのご飯全部食べたことないから…全部美味しそうで…!
道枝駿佑
ッ…
道枝駿佑
(虐待を受けているから…こんな普通のもの…長尾は食べたことがないし…見たこともないんやな…)
道枝駿佑
なら、取りに行こっか
長尾謙杜
うん…!
二人で美味しそうなものを取って、話しながら食べた
高橋恭平
お、みっちー
西畑大吾
似合ってるで〜!
高橋恭平
あれ?その子は?
長尾謙杜
ぁ…え…えっと…
長尾謙杜
長尾…謙杜…です…
長尾謙杜
よろしく…お願いします…
西畑大吾
よろしくな〜!
西畑大吾
俺は西畑大吾!
高橋恭平
俺は高橋恭平、好きに呼んでくれな!
長尾謙杜
は…はい…!
西畑大吾
ふたりとも、よう似合ってるな!
道枝駿佑
…ありがと
長尾謙杜
…ど…どうも…
高橋恭平
みっちー!ちょっと向こうに面白いものあるから一緒にいこ!
道枝駿佑
いや…お…俺は…
長尾謙杜
道枝くん、俺のことは気にしないで!
長尾謙杜
高橋くんと一緒に遊んできなよ…!
長尾謙杜
俺、もうお腹いっぱいやし!
長尾謙杜
じゃあね…!
道枝駿佑
あ…!
俺は、道枝くんを独り占めしちゃいけないと思って、その場を離れた
…道枝くんと…友達と…面白いものを見に行ったみたいやな…ふたりとも…





一人になった…
暇やなぁ…
なにしよう…とおもいながら歩いていると
ドンッ!
一人の女の人にぶつかってしまった
ぶつかったというより…思いっきりぶつかってきたというか…
女の人
痛いじゃない…!
長尾謙杜
あ…!ご…ごめんなさい…
女の人
ぶつかったからフォーク落としちゃったじゃない!拾いなさい!
…俺はこういうことに慣れているからサッと拾い渡そうとすると…
ガシャン バリーン
長尾謙杜
…え…?
女の人
ひどい…!そんなことしなくてもいいのに…!
周りにいた人が何かと集まってくる
男 どうしたんや!?
女の人
長尾くんが、私がぶつかってしまったから私が持ってたお皿を下に投げ捨てたの…酷いっ…
男 うわ、最低やな
女 やばっ、逆ギレか
女 大人しくなったと思ったけど、最近、道枝様と親しくなって調子乗ってるんでしょ
俺は反論せず、床に落ちてしまったガラスの破片を集める
スタッフ
私がやります…!
女 そいつにやらせればいいわよ!
男 自業自得やろ?俺のも拾ってくれよ
そう言い、男も床に自分が持ってた皿を落とした
長尾謙杜
ッ…
俺は手を止めずお皿の破片を集めていく
長尾謙杜
…い“ッ…
すると、鋭く尖った破片で指をすってしまい、血が出てしまった…
長尾謙杜
ッ…いた…
どうしよ…床が…
そう思って片方の手で血が出ているところをおさえる
どうしたらいいの…
分かんない…血を床に落とさないように手を握りしめていた…


道枝駿佑
大丈夫か!?
雑音の中から声が…
…道枝くん…?
道枝駿佑
ッ…!?
俺の手から血が出てるとわかると、すかさずハンカチでぎゅっと血が出ているところを握りしめた
長尾謙杜
離して…!だめだよ…道枝くんのハンカチが汚れ…
道枝駿佑
ハンカチなんて今はいい…長尾の指のほうが大切なんやから…
長尾謙杜
ッ…
普通にかっこいいことを言われると…心臓に悪い…
俺は何も言えずにずっと俯いていた
道枝駿佑
おい、お前ら、こんなことして何が面白いん?
女の人
長尾くんがやってきたのよ!?
道枝駿佑
長尾がやった証拠はあるん?皿を割ったのはお前らの方やないん?
女の人
私を疑ってるの!?
道枝駿佑
俺は何も見てない…だけど今の長尾は…そんなこと絶対にしない…
道枝駿佑
長尾…立てるか…?
長尾謙杜
…うん…
道枝駿佑
行くで

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