第2話

prolog
1,604
2023/03/25 05:27

~教令院~

………………






私は本があんまり好きでは無い




何で教令院にいるのかたまに分からなくなるくらい本は無理



なのに
(なまえ)
あなた
ね~暇~
アルハイゼン
アルハイゼン
…………


ずっとこんな感じだ




どんだけ此奴が本好きなのか分からなかったから

試しに此奴が読んだ積み重なってる本から


一つ抜き出した



題名も内容も理解できない本だが少し開いてみる













……無理だ




何にも分からない。アーカーシャを頼っても何にも入ってこない




私は本を戻して顔を伏せる





あ~あ…あれだったら読めるのに




そう!皆大好き「イノシシプリンセス」!

だけどこんな教令院にあるわけがないと思いつつ



イの段の列に向かった
するとイノシシプリンセスという題名を見つけた




1、2とあったので暫くは暇にならないと思う
アルハイゼン
アルハイゼン
君はまだそんな本しか読めないのか
呆れながらアルハイゼンが話す
(なまえ)
あなた
💢…

私は今にも怒りたい気持ちを抑えて本を読む



やっと1と2を読み終えた後本を戻しに行った


その間にもアルハイゼンは寝ていた
(なまえ)
あなた
此奴寝れるんだ
ふと、思っていたことを呟いた



無論この世に寝ない人は仙人や神とかなんだろなと




だけど此奴は何時も本読んでるイメージしかない
(なまえ)
あなた
お~い起きて~
アルハイゼン
アルハイゼン
……
(なまえ)
あなた
はぁ…

此奴はどうやったら起きるのだろうか


どうやっても此奴を起こして送って貰うんだ
(なまえ)
あなた
あるる~ん起きて~

あだ名で呼んだり
(なまえ)
あなた
バンッ!!!

机を叩いたり
(なまえ)
あなた
起きて!!

耳元で叫んだり
(なまえ)
あなた
はぁ…
色んな事をしたのに中々起きてくれない


疲れていたのかな?



起こすの面倒くさくなったのでアルハイゼンの隣に座り



目を閉じた
体が揺れていることで目を開けると




アルハイゼンの顔が見えた
(なまえ)
あなた
あれ?
アルハイゼン
アルハイゼン
やっと起きたか

私は寝ていたらしく起きたアルハイゼンが帰るために私をお姫様抱っこで運んでいる


という絵図が完成した
(なまえ)
あなた
あんたが先に寝てたんだからね!?
私何にも悪くないもん
アルハイゼン
アルハイゼン
耳元で叫ばないでくれ
(なまえ)
あなた
💢はぁ


アルハイゼンが私の家まで着いた
(なまえ)
あなた
ありがとう
(なまえ)
あなた
また明日ね~
アルハイゼン
アルハイゼン
あぁ

私が家の扉を閉めた



疲れが急に出る



彼奴はあんまり話してくれないから


喋るのに疲れる


そんなことを考えながら布団に入って













明日に備えて寝る

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