幻想の溢れる世界で

ファンタジー
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この世界は怪異などで溢れかえっている。

人々は最初、恐れ逃げ惑った。

だが、突然不思議な力を持つ人間が出てきた。

その事をプラスに捉えようとした人々は相談した。

そうして政府はとある組織を作ることにした。

___それが妖対抗隊、通称"妖隊"である。

そうして不可思議な力―異能力―を持っている才能ある人々を妖隊に所属させる事にしたのである。

そうして人々は沢山の怪異を闇に葬ることが出来た。

これが原因なのかは分からないが、それから段々と怪異の数は減ってきたのである。
そうして今も私達は平和に…そして平穏に暮らしているのである。

__これはこの国で暮らす人々なら耳にタコができるほど聞いたことのある御伽話。

本当にあったのかなんて誰も知らないこと。
ただ、今も尚数は少ないが異能力者は居る。
妖隊は自国の自衛隊として存在している。
その2つの事実がこの御伽話を"事実"にしていた。

これは嫌われ者の異能力を所持した少女とその幼馴染の少年と2人を取り巻く者たちによる不思議な不思議な御伽話。