※百合注意
あんたなんかに分かんないよ…。
ソラのせいで…ココロがめちゃくちゃになった人間の気持ちなんて…。
カナはこぼれ落ちるナミダを必死にぬぐう。
ソラが憎かったの…。
ソラと私は同じ中学校に通ってた…。
ソラは中学生の頃から完璧だった…。
それが…羨ましかった…!
何もしなくても、完璧なソラが憎かった!
羨ましかった!
ソラばっかり、ずるかった!
ボクの手が勝手に動く。
バン!!!
と大きなオトが教室のクウキを切り裂く。
……いたい…。
カナの目から、さらにナミダが落ちていく。
でも、僕はそんなことお構いなしに言葉を刺す。
いい加減しにろよ!!
羨ましい?憎い?ずるい?
そんなのお前が勝手に創った「完璧なソラ」という偶像だろ!
ソラはなあ、他の奴らよりずっと努力してたんだ!
僕はソラが死ぬ前の言葉を思い出しながら、カナに言葉を刺す。
そんなソラを…お前は勝手に「完璧」と決めつけた。
ソラの努力を認めず…ただ、ソラが「完璧」だから…。
だから、ずるい…だから憎い…。
なあ…頼むから。
僕がいま、言っている言葉は間違ってるかもしれない。
僕がいま、言っている言葉は…きっと、かなを傷つけている。
それでも…それでも…。
ソラを「完璧」と言わないでやってくれ…。
ソラは…認めてほしかったんだ…。
自分の努力を…。
僕はかなの肩に手をかける。
でも…僕らは
ソラは「完璧」だからとその努力を認めなかった。
だから、ソラは…
死んだんだ……。
僕の目からも涙が落ちる。
ソラが…死んだ…のは…
私の…せい…?
いいや…お前だけのせいじゃない…。
僕も悪い…。
みんな悪かったんだ…。
みんなのせいでソラが死んだ。
お前だけが思い悩むことじゃねぇよ。
僕は…
ボクは…
ボクは必死にエガオをツクル。
ねぇ…。
私…。
見てたんだ。
ソラが死ぬとこ…。
だから…
憎かったの。
君が…。
………。
私…ソラのこと好きだったから…。
好きだけど…
憎かった…。
「完璧」なソラが好き…。
でも…
「完璧」なソラはあまりにも「完璧」で…
ソラが「完璧」なせいで
…次第に悪い感情になった…。
好きなのに…憎くて…
ソラのことが好きなのが悔しくて…
ソラという存在はあまりにも卑怯だった…。
私はソラを恨んだ…。
ソラのことが好きな自分を恨んだ…。
だから…伝えてしまった…。
本当にごめんなさい…。
………は?
ボクは意味がわからず、困惑する。
君に話しかけられる前に…広めちゃったの…。
君が…ソラの自殺を促したって
………
おいおい…ウソだろ?
「ソラの自殺を見た」と「ソラの自殺を促した」じゃ意味がまるで違う…。
いままで立ってたウワサは、ボクがソラの自殺を止められなかった。
こいつのせいで…ウワサが…カワル…
かなちゃんの感情の変化が「落下少女」に出てきたの気づきましたか?
かなちゃんはだんだんとソラちゃんを恨んでいきました。
そのことについて落下少女ちゃんが語ってる回があるんです!
落下少女ちゃんがわからない方に説明します!
落下少女ちゃんは「落下少女」という私がつくった小説にでてくる主人公です!
「落下少女」の内容は、落下し続ける少女が世界の話をする。的な内容です。
良ければ読んでね!
かなちゃんの感情の変化について語られてる回は第四話です!
またね
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