第262話

259わ
12
2024/04/15 00:12
やっぱり最後はここだよね!……ゼロアリーナ。
なにか悩みがあるときや考えたい時みんなここに来る。
だからあっちゃん連れてここであっちゃんの悩み解決したい。
なんか今日も落ち着いてないし。
天音
天音
ゼロアリーナ……
玲央
玲央
うん!僕達のお気に入りの場所なんだ!!
天音
天音
そうなんだ
君の声玲央くんに聞かせて、あっちゃんはなにを悩んでるんだろう。
と玲央くんはあっちゃんの手を掴んで走った。
もっとゼロアリーナが見える所まで。
階段の所で手を離して玲央くんはそのままの勢いで1番上の段からジャンプした。
天音
天音
れっ玲央くん!?…………すごい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
玲央くんは飛んだ。
まるで天使が舞い降りたかのように見えるはずのない羽が私には見えた。
そして綺麗に着地してこちらに振り返っては
玲央
玲央
あっちゃん!教えて!なんでもきくから!!
天音
天音
……
玲央くん……君は優しすぎるよ。
どうしてこんな陰キャを……暗くて本当はアイドルなんて向いてない私にそうやって手を差し伸べてくれるの?
私のチームは君の友達を傷つけたんだよ?バラバラにさせようとしたんだよ?……なのにどうして君のリーダーさんを怪我させようとした事務所……西園寺さんの家に雇われてる物なんだよ。
そう……私達は……物。
誰のものにもならない、最底辺の存在。
玲央
玲央
絶対!あっちゃんを助ける!友達だから!!
玲央くん……。
私はあの手に触れていいのかな。
助けてもらっていいのかな?もういや……こんな生活。
グループだってあそこに雇われる前の方が楽しかった。
大学だってもう暗い学校生活は嫌だ。
私が少しずつ階段を降り始めた時だった
時音
時音
何考えてんの……天音
その声は私の後ろから聞こえ、振り返ると時音ちゃんと輝音ちゃんがいた。
輝音ちゃんはヤレヤレとした顔、時音ちゃんは私を睨むようにこちらを見ている。
さっきの気配は……あの二人だったんだ。
やらかしてしまった、そうだよねそう上手く行くわけないんだ。
天音
天音
……ごめんね玲央くん……いや十六夜くん
そう私の自由、行きたい所へは行くことは出来ない。
それはあの日トライアングルが出来た時からもう分かっていたことなんだ。
さようなら十六夜くん
私は2人の元へ行き、微笑んでは玲央くんの方を振り返り
天音
天音
……今日の遊び退屈すぎていつ終わるのかと思ったよ……さようなら
玲央
玲央
……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
速報!!!!
なんと僕らしか出ないオリジナルストーリー連載決定!!
光
君の瞳に俺を映して
拓海
拓海
主人公の北口拓海が高校生活を描いた恋愛ストーリーとなってます!
海斗
海斗
登場人物はこのノヴァで出ている主が作ったオリジナルキャラのみの完全オリジナルだよ!
優守
優守
よかったらお気に入り登録&読んでいいねくれると嬉しい
南音
南音
先輩たちは出てきませんが僕らの物語を気に入ってくれると嬉しいな!
是非!こちらもご覧下さい!!

プリ小説オーディオドラマ