私は、暴れまくってスライムをどかそうとした。
けど、実際やってみても、変化は無かった。
だから、私は、少し考えた。
そして、ひらめいた。
○○をかけるって事は、その何をかけるのかが分かってない。
だったら、近くにあるもの試してみればいいんだ。
そう思った。
けど、そう簡単には、行かなかった。
近くには、水道しかなかった。
流しには、バケツがあった。
それに、ホースがしてあった。
この時、私は、疑問に思った。
何でホースが?
さっきまでは、無かった。
誰かが置いてった?
でも、誰も来なかった。
そして、思った。
もしかしたら、私は、見えなかったけど、来てた?
私に見えないように。
それなら、有り得るかもしれない。
そして、思った。
このホースがヒントなのかもしれないと。
私は、すぐに分かった。
水道にホースが付いている。
だったら、水だ。
水しかない。
水をかけると、どうなる?
弱点は、水。
それは、分かった。
けど、どうなるかは、分かってない。
溶ける?
それとも固まる?
色々、疑問が浮かび上がってきた。
けど、こんな事考えているよりも、実行した方がいい。
そう思った。
だから、私は、スライムを腕だけでも動かせるようにどかそうとした。
やっぱり、離れなかった。
でも、さっきは、一度離れた。
その時に、ヒントがあったかもしれない。
そう思った。
だから、その時の事を思い出してみた。
ボンドスライムの中に手が吸い込まそうになった。
その時、中になにか入っていた。
その触感が気持ち悪くて、すぐに上に手を引っ張った。
そうか!
私は、ひらめいた。
その中に入っているものを上に引っ張るんだ。
そうすれば、離れてくれるはず。
そう思った。
私は、すぐに挑戦した。
手を上に引っ張った。
なにか、当たった。
さっきのと同じだ。
私は、それを上に引っ張った。
すると、とれた。
もう片方もとれた。
けど、すぐにくっついてきた。
私は、諦めずに何度も繰り返した。
けど、だんだん疲れてきてしまった。
だから、私は、一度休憩した。
休憩していると、またドアに黒い影があった。
私は、それを見ていた。
すると、突然消えた。
そして、その時、部屋の中に影が入ってきた。
2人だけだと思ってた影が、3人になっていた。
そして、私が瞬きをした一瞬で四人になった。
その影は、どんどん増えていく一方だった。
私は、だんだんと怖くなっていった。
私が怯えてると、黒い影が私の周りに近づいてきた。
私は、逃げたかった。
けど、逃げれなかった。
そして、遂に私は、黒い影に囲まれてしまった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。