第22話

弱点
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2018/03/08 13:04
私は、暴れまくってスライムをどかそうとした。





けど、実際やってみても、変化は無かった。




だから、私は、少し考えた。





そして、ひらめいた。



○○をかけるって事は、その何をかけるのかが分かってない。



だったら、近くにあるもの試してみればいいんだ。


そう思った。



けど、そう簡単には、行かなかった。



近くには、水道しかなかった。



流しには、バケツがあった。



それに、ホースがしてあった。



この時、私は、疑問に思った。



何でホースが?



さっきまでは、無かった。



誰かが置いてった?


でも、誰も来なかった。



そして、思った。



もしかしたら、私は、見えなかったけど、来てた?



私に見えないように。




それなら、有り得るかもしれない。


そして、思った。



このホースがヒントなのかもしれないと。




私は、すぐに分かった。



水道にホースが付いている。



だったら、水だ。



水しかない。



水をかけると、どうなる?



弱点は、水。



それは、分かった。



けど、どうなるかは、分かってない。




溶ける?


それとも固まる?





色々、疑問が浮かび上がってきた。




けど、こんな事考えているよりも、実行した方がいい。




そう思った。





だから、私は、スライムを腕だけでも動かせるようにどかそうとした。



やっぱり、離れなかった。




でも、さっきは、一度離れた。


その時に、ヒントがあったかもしれない。



そう思った。


だから、その時の事を思い出してみた。





ボンドスライムの中に手が吸い込まそうになった。




その時、中になにか入っていた。




その触感が気持ち悪くて、すぐに上に手を引っ張った。


そうか!







私は、ひらめいた。



その中に入っているものを上に引っ張るんだ。



そうすれば、離れてくれるはず。



そう思った。



私は、すぐに挑戦した。





手を上に引っ張った。




なにか、当たった。



さっきのと同じだ。



私は、それを上に引っ張った。




すると、とれた。



もう片方もとれた。




けど、すぐにくっついてきた。



私は、諦めずに何度も繰り返した。


けど、だんだん疲れてきてしまった。




だから、私は、一度休憩した。




休憩していると、またドアに黒い影があった。




私は、それを見ていた。


すると、突然消えた。



そして、その時、部屋の中に影が入ってきた。



2人だけだと思ってた影が、3人になっていた。


そして、私が瞬きをした一瞬で四人になった。



その影は、どんどん増えていく一方だった。



私は、だんだんと怖くなっていった。


私が怯えてると、黒い影が私の周りに近づいてきた。



私は、逃げたかった。



けど、逃げれなかった。




そして、遂に私は、黒い影に囲まれてしまった。





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