第6話

誘ってくれた意味。
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2017/12/22 16:25
「ねね、今日はなにするの?なんも聞いてないよ〜泣」

《買い物着いてきてほしかったんや、一人やと選べないからな♪》

神ちゃんが私を頼りにしてくれてる。

それだけでも嬉しかった。

「おけ!何買うの?」

二人は、まるでカップルのように楽しい時間を過ごした。


買い物を終え、私達は人けの少ない場所にいた。

《今日、ありがとうな、おかげで沢山買えたで♪》

「いーえ、よかったぁww」

《これ、お礼♪》

と神ちゃんから渡された。

中身を見てみると、私が買い物中に可愛いと言っていたものだった。

「え?なんで?」
私は少し涙目だった。

《なんで涙目やねん、なんもしてへんで?今日はありがとうな、ホンマに…実はな、俺…》

と神ちゃんは語り始めた。

《俺、今趣味で作詞作曲してんねん、それでな、なかなかいい歌詞が見つからなくて、今日お前誘っていろいろな事が浮かんできた、ホンマありがとぅな♪》

「いい歌詞書けそう?」

《うん、出来たらあなたに聞かせるから楽しみにしとけよ!》

「うん、楽しみにしてる!!」

《あ、そうや!》

と神ちゃんがケータイを出した。

《今日の思い出に写真撮ろうや!》

「え?ここで?(笑)」

《ええからはよ!》

と二人は写真を撮った。

そして、私たちのお出かけが終わった。

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