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第13話

今までも、これからも ※テオside
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2018/01/24 22:44
テオ
じゃあ、藤枝?挿れるよ?
じん
ええ、待ってよ。ならさないと…
テオ
無理、もう我慢できないよ
じん
え、俺だってむり…ぁっ!
藤枝の中に挿れようとする。
入るか入らないかの所で少し動かして焦らした。
じん
んゃ、早くしてっ…
トロトロな顔で、俺にそう言う藤枝。
俺の体は無意識に藤枝の奥まで突いていた。
じん
ぁっ、んぅ、やっあ
テオ
ふじ、えだっ…あ、っ
じん
寺島、くんっ…はげし、激しいっ
しょうがないでしょ。
こんな可愛い顔見せられたら激しくしちゃうよ。


その顔を俺だけに向けて欲しい、これからも俺だけに見せて欲しいと思った。
じん
んんっ、あっ、だめぇ、イくっ!
テオ
ぁ、っ…駄目だよ。藤枝。
じん
んえ、…?
俺のを藤枝から抜いた。
藤枝はどこかもどかしそうな顔で見詰める。
テオ
イくときは、一緒にイこう?
じん
っ…やら、早く挿れて
冷静を保ってるようだけど、もう既に藤枝は呂律が回ってなかった。
俺はもう一度藤枝の中に挿れる。
さっきよりも深く、深く。
じん
んぇ、!?奥、奥はっ…
ある一点をつつくと、藤枝の全身がビクッとした。
テオ
あ、ここっ、…でしょ?
じん
え、あっダメ、そこ…!
じん
んぅっ、ぁ、イく…!
テオ
俺、もっ…ぁ、!
じん
んん、ぅっ…!
二人同時に果てた。


数秒間、沈黙が続く。藤枝を見るとまだ体がピクピクしていた。
…ん?よくよく考えたら俺、藤枝とヤった!?
ようやく状況を理解できた。


うわ、最悪じゃん。あとのこと考えて行動すればよかった。

この際だし、もう言っちゃおう。
テオ
…ごめん、襲ったりなんかして
テオ
でも俺、藤枝のことが…
じん
あ、だめっ!
藤枝が俺の口を両手で抑えた。
じん
それは…それは俺から言わせて。
さっきの乱れていた藤枝とは別人のような、真剣な眼差しで。
じん
俺…テオくんが好き。
はじめて名前で呼ばれた。

名前で呼ばれたのと、好きという言葉を聞いて俺の胸がなぜか痛くなった。

いい意味で痛くなったんだと思う。
俺は藤枝を抱き締めた。
テオ
俺が言いたかったのにな。
俺も好きだよ、じんたん。
じん
…ぷっ、じんたんって何?
テオ
いや、じんにあだ名つけたらじんたんでしょ?
じん
ふつうにじんでいいじゃん、こんな雰囲気の時に笑っちゃったよ。
そう言ってじんたんは、幸せそうな笑顔で微笑んだ。


この笑顔をずっと守りたいと思った。





ねえじんたん、今までもこれからも
俺はじんたんを愛し続けるね。

大好きだよ、じんたん







〜 end 〜

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