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第3話

24
2023/05/04 15:14
 ノリーがアレイの家に入ると、台所で血を流して倒れている男がいた。アレイだ。
ノリー
アレイ!返事して!アレイ!
 叫んでも無駄だった。体は冷たくなっており、もう助かる気配がない。
ノリー
うわぁーーーー!アレイ!!!!
 ノリーは涙を流すことしかできなかった。
 果たして手の甲に一つの目を持つ組織は一体なんだったのだろうか。それが解決されることはないだろう。

 なぜなら人間の根底は、自分のことしか考えられない悪だからだ。

 もし本当に少しでも優しい気持ちがあるなら、それは平和である証なのかもしれない。

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