第12話

楽しく思うのは狂心である
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2024/04/02 13:00
神山side

部屋のベッドに横になり朝が来るのを待つ。
のがいつものルーティンなんやけど、今日はちゃうかった。
ゲームマスター
みんな!会議室に戻ってきて!
なんや?全員呼び出し?
疑問に思いながら会議室に来た。
ゲームマスター
さて、ここで問題!
これから何が始まるでしょう?
藤原丈一郎
何って、夜のターン行ったし、早めの会議やないの?
ゲームマスター
ぶっぶー!確かに丈くんたちは夜のターンしたけどね。
正解は…残り1つの役職のターンをここで行います!
俺が思いつくその役職はすぐに想像出来た。
ゲームマスター
その役職は…人狼。
人狼と言った瞬間、部屋の電気が消え、視界が真っ暗になった。
何も見えへん。
???
うわぁぁぁぁぁぁ!
誰かの叫び声が聞こえ、その声が俺をどん底へ突き落とした。
神山智洋
嘘…やろ…?
電気がついたときには、既に丈が倒れていた。
神山智洋
丈!
息もしていない、冷たい…。
神山智洋
嘘や…嘘なんやろ?なんでや…。なんで俺は…。
???
これで勝ちかなー?
ゲームマスター
うん、これでゲーム終了!勝利陣営は…人狼陣営!
???
やったー!これで2人共殺れる!
そう言って銃を持ち喜んでいたのは…










ふっかやった。
深澤辰哉
いやー早く殺りたい…!丈を殺ったみたいに…康二を殺ったみたいに…!
神山智洋
ふっか…嘘やろ!
???
ふっか、落ち着いてや。
そう言ってふっかの肩に手を置いたのは…













中間淳太
もう誰も苦しめなくないねん。
最後まで一緒に生き残った、淳太やった。
神山智洋
淳太!もしかして…?!
中間淳太
せや、俺とふっかが人狼や。
川島如恵留
淳太くんと…深澤くんが…人狼…。
深澤辰哉
ねえ淳太くん、2人共もう殺っていい?
中間淳太
ふっか、目覚ましてや!もうやめた方が
深澤辰哉
もう俺は何かが壊れたんだよ。
川島如恵留
え?
深澤辰哉
康二を銃で撃った時、銃の楽しさを知った。それからは樹、佐久間、そして丈を撃った。いやー楽しかった!まだ殺りたい!
中間淳太
ダメや!まだ殺ったらあかん!
神山智洋
ふっか、俺らもう少しふっかたちと話したいんや。
川島如恵留
そうです。この日が最期になるなら、色々話したいです。
深澤辰哉
…まぁ、いいよ。話したいことからどうぞ?
口調や態度が、ふっかじゃなくなっていた。俺等ではふっかを助けれない。どうしたらええん?
ゲームマスター
じゃあどうぞ4人で色々おしゃべりしててね。…んがっ!
ゲームマスターの…苦しんでるような声が聞こえた。
川島如恵留
大丈夫ですかね?
中間淳太
俺らはゲームマスターに指示に従っていれば大丈夫と言われたし、ここは色々話すことにしよ。
まだ自我があるというか、狂っていない淳太を信じて、俺達は色々と話すことにした。
















中間淳太
信じてるよ、ゲームマスター。


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