▷乾青宗(本気)
「……本気で言ってるのか?」
グイッと貴女を逃すまいと距離を縮めてくる。貴女が「この頃、喧嘩ばかりして……。乾がわかんなくなったの。」と泣けば少し間を置いてから、「……悪かった。」と言ってくれます。その後ちゃんと仲直りしますよ。
▷九井一(本気)
「お前まで居なくなったら、俺はどうすれば良いんだよ……。」
貴女が「茜さんって人に私はなれないから。」事あることに貴女と初恋の人を重ねる彼。そんな彼に貴女は最初は我慢していましたが、限界が達したようで。
「もう、無理なの。一が好きなのは本当の私なんかじゃなくて茜さんに似てる、私でしょ?」と吐き捨てれば、彼はグッと黙り込みます。
「……どっちも大切だけど、今はお前が1番なんだよ。」
▷黒川イザナ(冗談)
「……ん?ね、今なんて言ったの?ねぇ、ねぇ。」
怖い。目が笑ってないし、光が秒で消えてる。なんなら笑ってるのは口元だけだし口元も笑ってるのか分からんレベル。貴女が不安になったのが始まりでした。その日に丁度喧嘩してしまい、「別れよ、ほんとに。」と言ってしまったところ、こうなります。謝りましょう、彼にとって貴女以上の大切な人なんて何処にもいないんです。
▷ペーやん(冗談)
「はぁっ?!おい、待てよ!?許さねぇからな!」
喧嘩の真っ最中に貴女が発した「ペーやんのわからずや!もう、別れてやる!」と言う言葉に一瞬ポカンとしてから怒ります。
「……許さないって何がよ。」
ペ「俺と別れて他の男と付き合ったら許さねぇ。」
「………ッ!そ、そんなことする訳ない、でしょ…………。」
大体貴女と彼の喧嘩は1、2時間目で終了します。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。