▷花垣武道
「おい、自分の子供に何してんだよ!!」
休みの日に偶然貴女を見つけた彼。貴女が石に躓き、コケてしまい、助けようとした時貴女の母らしき人から髪を捕まれます。
「アンタはなんでそんなにとろくさいの!ほら返事しろ!!」
貴女は涙目になりながら「ごめん、なさい……。」といつものように謝ろうとした、その時。
ヒーローのごとく彼が現れます。
「ふざけんなよ、子供は親の人形じゃねぇんだ!」
▷佐野万次郎
「その痣、どうしたの?もしかして……」
貴女とお昼休みにベンチに座り、おしゃべりしている最中。貴女の腕に青紫の痣があることに気がつきます。
前々から貴女の家庭環境が最悪なものだと知ってる彼は虐待?と言おうとしますが、「………どっかの不良にやられた?」と言い直します。
その日の夜、いつものように貴女が親に熱湯をかけられそうになるとバイクの音が。
咄嗟に親がドアを開けると……
マイ「やっほーー。迎えに来たよ。……俺のところにおいでよ?」
後ろでは「戻りなさい、親の言うことが聞けないの!?」と聞こえますが貴女は手を彼の方に伸ばして手をそっととるでしょう。
▷ 龍宮寺堅
「こーゆーの、なんて言うんだっけ?……虐待だっけか?」
家に帰ると散らかり放題の家でソファには働く気の無い父がダラダラしています。「家事くらいしてよ」と言おうもんなら「親に逆らうのか」と殴られ蹴られますが今日は少し違いました。
貴女の後ろからぬっと彼が出てきます。殴られそうになった貴女を抱きしめ、「着いてきてよかった」と安堵します。
その後は………お父さんが今まで貴女にやられたことをそのまま・・・・返してくれますよ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!