⚠︎血の表現が出てきます
閲覧は自己責任で。
ばぁうを助けるために。
怖くても、震えても。
ばぁうを傷つけたやつは跡形も残さない、
本気で行かなきゃ。
息を整えて、
ガチャッ
今にも泣き出しそうな目をして
苦しそうに咳き込む
その姿は紛れもなく
ばぁう、だった。
全員が息を飲んでドアを見つめた。
ガチャッ
誰もいない。
ものすごく静かだ。
転がっているトランシーバー
その近くには血痕。
部屋に充満する血の匂い。
全てがグロい。
『うがア゛アア゛アア゛ッッ!!!』
静寂を切り裂いた悲鳴を聞いて、大急ぎで血痕を辿る。
するとドアの前に着いた。
ガチャ
側には倒れている人が1人。
言われるまで気付かなかったけど、
…間違いない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。