数日後《 朝 》______
あれからジフナは1度もカフェに来ていない。
連絡もない。返信すらもない、
それが当たり前のように思えてきた...。
どうしてこんな...
同じ学校の奴等がカフェの前を通って登校していた。
もしも俺が普通に通っていたら日中もジフナに
会えたかもしれない。
でも、もしも普通に通えていたらここでは
働いていなかった。
だから、ジフナに会うこともなかった。
バタバタッ
カランカランッ
俺は全速力で走った。家までひたすら走った。
近場のカフェで働いてて良かった...!!
バイトの制服を着たままだったから、
家に着いてすぐ学校の制服に着替えた。
そしてまた走った。次は駅まで...
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俺は迷わず校内に足を踏み入れた。______
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。