あなたsaid
そして、リハを繰り返すうちにいつの間にかツアー初日になっていた。
初日は福岡ってことで、ホテルでみんなとは違う部屋で過ごして、今ドームに着いてやっとみんなと会った。
こんな感じでみんなそれぞれ忙しくて、朝からドタバタ笑
メイクをして、衣装に着替えて、場所を確認していると、すぐに開演時間が来た。
お客さんも8割り入場していた。
じんの合図で私たちはそれぞれの立ち位置に移動する。
ステージに立って照明が一気に私たちに当たる。
歓声と共に1曲目が流れ出す。
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ライブも中盤に差し掛かると、私たちはドームを移動しながら進む。
「あなたちゃん!一緒にハート作ろ!」
私はファンサうちわにどんどん答えていく。
「あなたちゃん!打って!」
私のファンサでみんなが喜んでくれる。
それが私にとってすっごく嬉しかった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。