三人はアイリスの家を目指し
城下町を走っていた
道中、多くの兵士と遭遇したがアイリスの
『ミスディレクション』によって
バレずに通り抜けることが出来た
そしてついに....
アイリスの指の先には
とても大きな屋敷があった
2人とも面食らっていた
屋敷は外に庭園を備えており
入口前には噴水まで置かれている
もう、ほとんど大きな学校のようにみえる
アイリスは屋敷の入口へと歩を進めた
それに連れて二人も歩を進めた
ガタッン
大きな扉は開かれ、目に飛び込んできたのは
ミコトの想像する高貴な貴族の屋敷と
まるでそっくりな内装
しかし、違和感に感じるのは
館内がとても暗いことだ
アイリスはそのまま館内へと入っていった
アイリスはそのまま二階に
歩いていく
二階の廊下を進んでいる三人は
奥から乾いた足音がするのが聞こえ
足を止めた
カツンカツン、とその足音は近づく
アイリスはなにかに気づいたように
前を向いたまま動かなくなった
ミコトとダリアはその目線の先を追うと
目に入ってきたのは
影をそのまま立たせたような
黒色に染められた人間の
女性と男性
彼らの言葉は無機質的で
操り人形のようにも見える
二人はアイリスに向かって歩いている
ミコトはアイリスを連れて、ダリアと共に
そこから離れようとした
突然、ミコトの目の前からトランプカードが
飛んできた
ミコトは突然の事に
対応が遅れ、顔を掠めて
トランプカードは飛んだ
顔からは少量の出血をしている
ダリアは心配そうにミコトを見ている
.....
「....この人...プロフィール画像が
他と全然違う!」
っていうツッコミは野暮ですよ...?
謎の女性はミコト達の後ろから現れた
女性はニッコリと笑った
ミコトは刀の柄に手をかけた
次回、「この世界とあの世界」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!