第6話

やっぱ陽のカメラマンしか勝たんよな
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2023/08/06 07:55
髙地 優吾
カメラマン、撮影班 班長
ドローン飛ばせる、Insta360とかの360度映像も撮れる
雰囲気のいい撮影の空気を作ることに定評がある

髙地「今日も巻いてはやく帰ろうぜ~、え?香盤的に無理?w」

ジェシー
撮影班、髙地とバディ
テクニカル髙地に対して完全感覚カメラマン
髙地と同様、雰囲気のいい撮影を進行させることにおいては天才的
ドローン落下させがち

ジェシー「HAHA~もしかして緊張してる?一回声出しする?!!…しないか!!ww」

始業が遅いのは、終業が遅いから。
ん?いや終業が遅いから始業が遅いのかな?

時計を見ると19時45分を回っていた。私も今週の数字をまとめたら帰ろうと心に決めたその時。
オフィスの入り口がまたまた勢いよく開く音がした。


ジェシー「戻りましたあ!!!HAHAHA」

髙地「戻りましたー」

「お疲れ様です」

ジェシー「鹿瀬かのせちゃん、まだいたの?」

「まだいましたよ〜。でももうそろ帰ります」

髙地「何時に来てる?みんなより早いっしょ」

「うーん、9時台?です。」

髙地「会社にいる時間10時間超えてね?早く帰ったほうがいいよ〜」

ジェシー「こーち〜俺も帰っていい?!w」

髙地「ジェシーはだめだよ!」

「お二人とも働きすぎには注意ですけど、樹さんと慎太郎が待ってましたよ」

樹「あ帰ってきた!」


そうこうしていると、ミーティングスペースにこもっていた樹さんが二人の帰社に気づき声を上げる。


樹「今日行ってくれたロケハンの共有と香盤について相談したい」

髙地「いいよ〜いま?」

樹「いま!」

ジェシー「俺は?」

樹「もちろんジェシーも!」

ジェシー「鹿瀬ちゃんは?!」

「私関係ないですから!w早く行ってください!」


ジェシーさんと髙地さんは奥歯が見えるくらい大きな口を開けてゲラゲラ笑ってる。

仲良いな。
3人が慎太郎の待つミーティングスペースに入っていくのを、見送り座席のPCに向かい直す。


「よし。あと少しだけしたらかーえろ。」

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