第10話

どうも!敏腕プロデューサーでーす
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2023/08/20 03:00
菊池 風磨
映像プロデューサー
過去局にいたけど、結局フリーになって今に至る
バカ仕事できる
ほとんど会社に居ないけど仕事ちゃんとやってる
女の子がいないと撮影現場に顔を出さない

「その内容なら、50、いや40で出来ますね。うち、腕のいいやつ揃ってるんで、絶対満足させられますよ。」
「はい、鹿瀬かのせです」

風磨『あ、あなた?お疲れ』

「お疲れ様です」

風磨『飲んでんの?みんないる?』

「あ、はい。みんな、えっと」

風磨『あいつら6人とも居んだろ?』

「そうです、急遽飲むことになって」

風磨「誘えって!!!!!」

「!!!、ん?!?、えっ」


ガラッという扉の開く音と共に、私のスマホのスピーカーから聞こえるはずの風磨さんの声がお店に響く。

そこには久々に見る、我が社の映像プロデューサーである風磨さんが立っていた。


樹「あ?!風磨!」

慎太郎「おー!風磨来た!!!」

ジェシー「お〜?!久々!!!!」 

風磨「きたよ、みんな飲んでるなw」

「ふ、風磨さん、直帰じゃ」

風磨「会社に用あったの。そしたらあなたがここで6人と飲んでるって言うからさ、来ちゃった」

髙地「久々に揃ったじゃん」

京本「何飲む?」

風磨「とりあえず生!」

「はーい、生一つください〜」


速攻出てきた生ビールを持った風磨さんが、いつもの余裕の笑顔で乾杯の音頭をとる。


「風磨さん、明日10時すぎ出社でもいいですか?」

風磨「いいよ、俺も直行だから」

「やったー。」

風磨「数字は?」

「来期の数字ならまとまってます」

風磨「じゃいいよ。樹、コンペのコン進んでる?!日付ねーぞ」

樹「明日やるてか今日もやってた」

髙地「俺たちそれアサインある?」

風磨「出来たら内製したいから開けといて欲しい、まあ通んなかったらパァだけど」

ジェシー「HAHAHA!!!確かにぃ」

慎太郎「あなた、道路のやつ10時頃までにSlackすればいいってこと?」

「うん、大丈夫。ちょい遅く行くから。ありがとう、」

風磨「あっ待って!!!!!!!」


何?あっなんか嫌な予感する。


風磨「明日10時までに出さなくちゃいけない見積もり5件くらいあったわ〜w」

「つまり…?」

風磨「9時半!9時半には来て!お願い〜っ」

「自分で作ってくださいよ!!」

風磨「朝から外だもん、アシスタント業やってよ〜」

「…はぁ〜、…わかりました。」

北斗「鹿瀬さん大変だね」

京本「風磨のアシスタントできるの鹿瀬ちゃんだけだよほんと」

「…帰りまーす!!!!」

風磨「俺きたばっかじゃん!なんで帰んの?!」

「明日朝早いからですよ!」

京本「俺明日午前休〜」

北斗「俺も10時過ぎに行こうかな、クライアント待ちだし」

樹「俺らは明日ロケハンか?」

慎太郎「そう!直行だね」

髙地「俺たちも明日何もないから貯まってる振休(振替休日)使う、ね」

ジェシー「そうそう」

「〜っやっぱ帰ります!!!!」


この人たちクッソ自由すぎる!
でも、やっぱ憎めないんだけど、、それって私が甘いんかな?

ひとまずこの角ハイが無くなったら、絶対に帰ろう。
そう心に決め、ジョッキを傾けた。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
楽しい楽しい!

この先は単発で、思いついたら書いていくので、たまに上がる感じになろうかと思います
ゆるりと見守ってください

あと、土日更新は変わらないっす

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