第40話

38 無 責 任 な 責 任 .
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2024/05/20 14:14
   丈一郎 side













泣きじゃくるメンバーとともにとある病室に入る


そこには優しい表情で横たわる 西畑大吾 の姿



ついさっき…と言っても3時間ほど前だが,


なんと 大吾が奇跡的に目を覚ました

もうホンマに良かった。ただ嬉しくて

大橋ほどでは無いけど俺にも応えるものがあった



先生の話を聞けば, 大吾は広範囲に重度の

ヤケドを負ったためもう半袖を着ることや

洋服を脱いだり,体を張ったりする仕事は不可能。


その他に打撲等もあり,2ヶ月は入院だそう。


俺たちを庇って 俺たちよりひどい怪我をした…




悔しくて 情けなくて 申し訳なくて,













丈一郎
「大吾…俺のせいで大吾の仕事,たくさん奪ってしまった、ホンマにごめん。謝って許されることじゃないって分かっとる。でも,謝らせて欲しいねん、ホンマにごめんなさい」













大吾の枕元で ポツリ と呟く




すると また目を開けた大吾が反応してくれた













大吾
「ん…じょうが無事なら…なんでもええ、、」


大吾
「ホンマ…俺でよかった,丈くんやったら、、みんな毎日しんぱいなるもんなぁ…」
















どこまで 人のことを優先するねん、


大吾のその優しさは なんだか今は痛かった。



大吾の気遣いすら素直に受け止められない


そんな自分にどうしようもない嫌悪感が芽ばえる













丈一郎
「ッ…俺らがすぐそばにおるから,安心してゆっくり怪我治していこうな、」



大吾
「ん、せやな…はっすんも…無事やったんね、」



和也
「うん…守ってくれたんやって聞いたで.ホンマにありがとう」



大吾
「他のみんなも…たくさん悲しませてしまって、申し訳が立たへん…」



丈一郎
「なんで,大吾が責任を感じとんねん……」
















なぜだろう。 わかってるのに



"迷惑なんてかけてない" と伝えたい大吾の気持ち


ちゃんと理解してるのに。 わかってるのに






なぜか痛い。聞いててくるしかった













丈一郎
「ごめ…おれちょっと喉乾いたから,下行ってくるな」













そう言って足早に病室を後にする



ホンマは喉なんか乾いてない でもこれ以上は


大吾に自分を責めて欲しくなくて


一緒におると 自己嫌悪で 苦しいから




一旦みんなと離れて 考え事をした














丈一郎
「はぁ…メンバーがやっと目を覚ましたって言うのに…おれ,最悪すぎひん、」













どんどん気分は沈んで行った



そんな時














和也
「じょーくん。丈くんも責任感じてんねんやろ?なんで責任を感じるん,責任なんて誰にもないで?しょうがない事ってさ,絶対にあるんよ。」




















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皆様 +Alpha の当落いかがだったでしょうか


私は見事全滅です😇でも友達がもしかしたら

愛知に連れていってくれるかもなので


上手く条件が揃ったら是非参戦したいところです…

結構メンタルやられてまして, インスタにめちゃくちゃ

病みストーリーみたいなの上げちゃいました(



作者は明日からテストです🙂

高校生になって初のテスト…意味わからないですね

精一杯頑張ります🔥 Alpha当選された方楽しんでくださいね

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