第7話

:兄妹、仲睦まじく
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2024/01/17 09:29
あなた
……云っとくけど、私はマフィアに入りませんからね?
中原中也
中原中也
嗚呼、好きにしろ
私は彼の一言に驚きを見せる。
中原中也
中原中也
その代わり
あなた
少しばかり、頬を赤色に染める彼。
中原中也
中原中也
名前呼び捨てが条件だ!
中原中也
中原中也
それと敬語もなし!
その言葉に小さく笑みを零すと、私も笑顔を見せた。
あなた
宜しくね、中也
中原中也
中原中也
嗚呼……♡
私が名前を呼ぶと中也は嬉しそうに笑う。
眼は笑っていないように見えたのは気の所為だろう……
森鴎外
森鴎外
君があなたの下の名前君かね?
あなた
はい
マフィアの首領、森鴎外の声は何処迄も冷徹で、気を抜けば震え上がってしまいそうだ。
森鴎外
森鴎外
まぁ、そんな固くならないでくれ
そう云いながら微笑む首領。
……偽りの笑みとはこんなに気持ち悪い物だったのか
森鴎外
森鴎外
単刀直入に云うよ
森鴎外
森鴎外
マフィアに入る気は?
あなた
ありません
森鴎外
森鴎外
即答かい……
苦笑する首領。
森鴎外
森鴎外
……今日の所は君を諦めるよ
あなた
今日の所はって……
私もつられて苦笑いを零したが、次の一言で無表情になる。
森鴎外
森鴎外
虎の少年は元気かい?
あなた
……元気ですよ、鬱陶しい位に
あなた
だが、もし、
あなた
……兄さんに髪一本でも触れたら、貴方が首領だろうとなんだろうと容赦なく、
あなた
コロス
森鴎外
森鴎外
中原中也
中原中也
ッ!(凄え、殺気ッ!)
森鴎外
森鴎外
……(これじゃ、下手に動けないね……)
私は首領に貼り付けた笑みを見せると、首領室を去った。
その後、私は無事マフィアから自力で脱出し、探偵社に向かっていた。
あなた
兄さんに怒られそう……
私は探偵社が見えて来た所の道で躊躇っていると、声を掛けられる。
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
あなたの下の名前チャン……?
あなた
あなた
潤一郎さん!
私が声を上げると、潤一郎さんは抱き着いてきた。
あなた
……
あなた
はッ!?……/
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
良かった……
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
僕のせいであなたの下の名前ちゃんがッ……!
あなた
いえ、全然気にしないでください!
あなた
元はと云えば私の不注意が原因ですから!
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
でも……
あなた
その前に、
あなた
一寸離れてくださいッ……
街中の歩道で抱き合っている私達ヘ向けられる視線は全て良い物とは口が裂けても云えない程、冷たかった。
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
ぇ、あ!
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
ごめんッ!///
私達はうずまきに入店し、暫く談笑していると、扉が音をたてて開いた。
中島敦
中島敦
あなたの下の名前……?
中島敦
中島敦
あなたの下の名前ッ!
あなた
ちょッ、兄さんッ!
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
仲良いねェ~
潤一郎さんは私達の姿を見て、暫く微笑んでいたが、兄さんの後ろから一人の女性の声をが響く。
谷崎ナオミ
谷崎ナオミ
兄様!
谷崎ナオミ
谷崎ナオミ
ナオミ達の仲は良くないと云いたいんですの?
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
ナオミ……!?
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
否、そういう訳じゃッ!
一歩ずつ後退る潤一郎さんに、じりじりと寄っていくナオミちゃん。
谷崎ナオミ
谷崎ナオミ
兄様ったら♡
谷崎ナオミ
谷崎ナオミ
もう、こうしてやる♡!
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
ちょッ、此処公共の場!
谷崎ナオミ
谷崎ナオミ
じゃあ、こ・ん・や♡
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
///
あなた
……どっちが攻めだろ……
あなた
……ナオミちゃんか……
私が顎に手を当てて考えていると、兄さんは顔を手で隠した。
……兄さんには少し刺激的過ぎたか……(年下)
前のアンケートで、下手そうって云った奴、面かせや(圧)
此れが私の画力だ!
とでも云うと、思ったか!
此れは一年前くらいの絵だ!
はい、現在の絵
此れが主の画力です✨

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