私は彼の一言に驚きを見せる。
少しばかり、頬を赤色に染める彼。
その言葉に小さく笑みを零すと、私も笑顔を見せた。
私が名前を呼ぶと中也は嬉しそうに笑う。
眼は笑っていないように見えたのは気の所為だろう……
マフィアの首領、森鴎外の声は何処迄も冷徹で、気を抜けば震え上がってしまいそうだ。
そう云いながら微笑む首領。
……偽りの笑みとはこんなに気持ち悪い物だったのか
苦笑する首領。
私もつられて苦笑いを零したが、次の一言で無表情になる。
私は首領に貼り付けた笑みを見せると、首領室を去った。
その後、私は無事マフィアから自力で脱出し、探偵社に向かっていた。
私は探偵社が見えて来た所の道で躊躇っていると、声を掛けられる。
私が声を上げると、潤一郎さんは抱き着いてきた。
街中の歩道で抱き合っている私達ヘ向けられる視線は全て良い物とは口が裂けても云えない程、冷たかった。
私達はうずまきに入店し、暫く談笑していると、扉が音をたてて開いた。
潤一郎さんは私達の姿を見て、暫く微笑んでいたが、兄さんの後ろから一人の女性の声をが響く。
一歩ずつ後退る潤一郎さんに、じりじりと寄っていくナオミちゃん。
私が顎に手を当てて考えていると、兄さんは顔を手で隠した。
……兄さんには少し刺激的過ぎたか……(年下)
前のアンケートで、下手そうって云った奴、面かせや(圧)
此れが私の画力だ!
とでも云うと、思ったか!
此れは一年前くらいの絵だ!
はい、現在の絵
此れが主の画力です✨
アンケート
どうだ!
下手
15%
上手い
61%
まぁまぁかな
24%
投票数: 1869票
また次回
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。