中原side
俺はあなたの下の名前の事が"スキ"だ。
勿論恋愛的に、……
あなたの下の名前の一生懸命な所や辛そうな顔を見ると、ゾクゾクしてしまう……
きっと、この感情は歪んでいて、常人には理解されないから、捨て去らなければいけないが、俺は映像を見ながら、只々息を荒くした。
あなたの下の名前を初めて見たときから、ずっとずっと頭の中に残って、離れなかった。
初めて見つけたんだッ……♡
盗撮した映像を眺める俺の瞳は救いようが無い程暗く歪んでいた。
俺は、気分転換に外出をしたが、正解だったと思う。
散歩で中華街を歩くと、あなたの下の名前を見つけたからだ。
俺は声を掛けようと近付いてみると、其処には芥川の手首を楽しそうな笑顔で引っ張るあなたの下の名前と、口角が少し上がり、落ち着いた笑みを見せている芥川が居た。
無邪気な笑みを見せるあなたの下の名前
その笑顔を見て顔を顔を背ける芥川
やめろ、やめろ、やめろ、やめろ、ッ!
俺以外にそんな笑顔を見せるなッ!
あなたの下の名前の隣を歩くのは俺だけで良いのに……
芥川は一瞬驚いた表情を見せ、暫くすると次は、怪訝そうな表情に変えた。
俺はあなたの下の名前に作り笑顔を見せると、何か云いたげに口を開いたが、静かに閉じてしまった。
息がしにくい……?
納得した様に頷く芥川。
自信満々に云う姿はまるで太宰にそっくりで、少しばかり、気に留めたが、其処がまた可愛らしく感じてしまい、俺は素直に承諾した。
アンケート
夢主への歪んだ愛故のリスカは……?
中島敦
22%
太宰治
28%
芥川龍之介
5%
中原中也
10%
誰もやらない
34%
投票数: 1423票
アンケート回答宜しくお願いします🙇
今回は中也sideでした✨
否〜、夢小説執筆は楽しいね☆
また次回
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!