香穂ちゃんが、YouTubeに出てからというもの、事務所にスカウトの電話が、鳴り響くようになり⋯⋯。断りの続けてる。
そんななか、親子共演という形で、CMに出ないかと言われた。
社長
「かほちゃんは佐久間くんと一緒でという形で、うち所属の子役として出ればいいだけだし。」
その頃ちょうどベビー用のCM出演の打診があって、親子なら香穂ちゃんもというお誘いだった。
社長
「いいよ。大丈夫。」
結局あなたの意見も聞いてから、断りをいれるつもりだった。
YouTubeで顔は出してるから、今更顔を隠してというのも難しい。
家に帰って、キッチンに経つあなたに声をかけた。
トテトテと歩いてきて、あなたが、香穂にお話しよ?と声かける。
こうして、香穂は、事務所所属の子役となり、同時に、俺の個人事務所の契約タレントになった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。