第7話

命の危機、大量発生中。
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2024/04/16 22:21
初めにお知らせ



この先の話に矛盾が生じてしまうことが発覚したため、第4話以降の夢主ちゃんの年齢を変更しました💦
・10歳→14歳

それと、この小説では蜜璃ちゃんが18歳で柱になったとしています。原作と違うかもしれませんがご了承くださいm(_ _)m

未熟な作者で申し訳ないですが、これからもこの小説を読んでくれると嬉しいです!




それでは本編どうぞ⬇






全力で走って、屋敷に着いたのは日の出と同時だった。








甘露寺さん(と呼ぶことにした)のお屋敷はとっても広かった。学校の体育館並に大きかった。
(なまえ)
あなた
(さすが柱…)


聞くと、甘露寺さんは既に恋柱なんだそうだ。

18歳で柱就任か…すごいなあ。



甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
こっちが居間で…あっちが厨房よ。
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
そして、ここがあなたの下の名前ちゃんのお部屋!
扉を開けると…

(なまえ)
あなた
えっ広っ…こんな大きな部屋、使っちゃっていいんですか?

そこは学校の教室程のスペースがあった。

甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
もちろん!あ、嫌なら変えてもいいからね?
(なまえ)
あなた
全然嫌じゃないです!ありがとうございます!








しばらくして、甘露寺さんがご飯を作ってくれた。
(なまえ)
あなた
わあ…美味しそうですね!
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
本当?!嬉しいわ〜♡いっぱい食べてね!








そして。

(なまえ)
あなた
(分かってはいたけど…)









(なまえ)
あなた
(食事量やばい)

甘露寺さんは予想通り沢山食べた。





まさか私の5倍以上も食べるとは思ってなかったけど。



甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
…あなたの下の名前ちゃん、美味しい?
(なまえ)
あなた
あ、はい!とても!





ん?なんか甘露寺さん…居心地悪そう?










…あ、、、。私が積み重なったお皿を凝視しちゃってるからだ。


引かれたかなって心配になってるんだ。





(なまえ)
あなた
…甘露寺さん。お腹すいてるなら、私の分も食べていいですよ!
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
えっ?!で、でも、私は大丈夫よ?
(なまえ)
あなた
これ、美味しいですもんね!いっぱい食べてる甘露寺さんを見てると、私嬉しいです!
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
……あなたの下の名前ちゃん…





甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
…ありがとう!じゃあ遠慮なく食後の桜餅も持ってくるわね!
(なまえ)
あなた
はい!(まだあったんだ…💦)

















腹ごしらえをした後、甘露寺さんが私を居間に呼んで、改まって話を始めた。
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
あなたの下の名前ちゃんは、お父さんから剣道を習っていたのよね?
(なまえ)
あなた
はい。
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
それで、その最中に呼吸について教わった。で、正しい?
(なまえ)
あなた
正しいです。
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
どうやって教わったの?
(なまえ)
あなた
えっと、血管の中に空気をいっぱい取り込んで…びっくりさせて…(?)、体温と心拍数をあげる…だったかな…?
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
うん…やっぱりそれは全集中の呼吸で間違いないわ。
お父さんは詳しくは何も言ってなかった?
(なまえ)
あなた
剣道の動きを良くするための呼吸と言ったきり…それ以外のことは何も。
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
…わかった。






甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
それじゃあここからは、鬼殺隊について軽く説明するわね。
甘露寺さんは様々なことを簡潔に教えてくれた。詳細は私が隊士になれたら教えてくれるんだそうだ。



鬼殺隊という組織のこと。

鬼の生態のこと。

日輪刀のこと。

呼吸や、呼吸の五大流派のこと。



そして、最終選別のこと。



甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
年に数回行われる、鬼殺隊入隊試験よ。藤襲山っていう、藤の花が沢山咲いていてとっても綺麗な山なんだけど、中には鬼が沢山いるの。
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
そこで七日間生き抜くこと。それが最終選別合格の条件。
(なまえ)
あなた
7日間…
やっぱりそうだよねー。


甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
七日間のうちに、もちろん鬼と会うこともあるはずよ。鬼と戦う、つまり死ぬかもしれないということ。選別は命懸けの試験なの。




私、今世で命の危機に直面すること多くない?



まあ鬼滅の世界なら当たり前だから慣れなきゃだけども。





でも、、、





(なまえ)
あなた
私…死にたくないですぅ…涙

甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
あわわわ、大丈夫よ!そうならないように、これから私が強くしてみせるから!
あ…あわあわしてる甘露寺さん可愛い…癒される…不安も吹き飛んだ。さすが私の推し。













そこから部屋を整えたり、屋敷の中を探索したり、一緒にお昼を作ったりして…あっという間に夕方になった。


甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
私は今から担当地区の警備に行ってくるから、お留守番しててね。
(なまえ)
あなた
はいっ。
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
いい?絶対屋敷から出ちゃダメよ。誰かが訪ねてきても扉は開けないで。藤の香が焚いてあるから大丈夫だと思うけど…
前世で、初めてのお留守番だったり防犯教室だったりでよく言われたことと一緒だ。


令和での不審者や強盗が、今では鬼に変わってるってだけで。



(なまえ)
あなた
大丈夫です。安心して行ってきてください!
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
…うん!行ってくるね!



ええっと、なんだっけ、こういう時に藤の家紋の家の人達が話中で言ってたような…


(なまえ)
あなた
えっと、えっと、、、あ!ご、ご武運を!
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
ありがとうあなたの下の名前ちゃん!











甘露寺さんが怪我なく戻って来れますように。





よおし!明日からの稽古、頑張るぞー!













♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
本日の転生録〜!

甘露寺さんのお屋敷!大きい!すごい!
…なんか私、最近どんどん思考が幼くなってる気がするよ?一応体は14歳なんだけどね()

そして私、ふと気づいたの。
ここは鬼滅の刃の世界…つまりこのままだと原作通りに物語は進み…


甘露寺さんは、最終決戦で亡くなってしまう…!!!


い゛ぃぃ゛ぃや゛ぁぁぁ゛ぁ?!?!(汚い高音)

ダメだ、何とかしないと。私がバチくそ強くなって全員守らないと。
煉獄さんもしのぶさんも無一郎くんも私が守らないとーー!!!(動揺しすぎてとんでもない無理ゲーに挑もうとしてしまうあなた)
よし、まずは選別に受かるようにしなきゃ!
目指すは無傷で突破だあ〜!!

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