初めにお知らせ
この先の話に矛盾が生じてしまうことが発覚したため、第4話以降の夢主ちゃんの年齢を変更しました💦
・10歳→14歳
それと、この小説では蜜璃ちゃんが18歳で柱になったとしています。原作と違うかもしれませんがご了承くださいm(_ _)m
未熟な作者で申し訳ないですが、これからもこの小説を読んでくれると嬉しいです!
それでは本編どうぞ⬇
全力で走って、屋敷に着いたのは日の出と同時だった。
甘露寺さん(と呼ぶことにした)のお屋敷はとっても広かった。学校の体育館並に大きかった。
聞くと、甘露寺さんは既に恋柱なんだそうだ。
18歳で柱就任か…すごいなあ。
扉を開けると…
そこは学校の教室程のスペースがあった。
しばらくして、甘露寺さんがご飯を作ってくれた。
そして。
甘露寺さんは予想通り沢山食べた。
まさか私の5倍以上も食べるとは思ってなかったけど。
ん?なんか甘露寺さん…居心地悪そう?
…あ、、、。私が積み重なったお皿を凝視しちゃってるからだ。
引かれたかなって心配になってるんだ。
腹ごしらえをした後、甘露寺さんが私を居間に呼んで、改まって話を始めた。
甘露寺さんは様々なことを簡潔に教えてくれた。詳細は私が隊士になれたら教えてくれるんだそうだ。
鬼殺隊という組織のこと。
鬼の生態のこと。
日輪刀のこと。
呼吸や、呼吸の五大流派のこと。
そして、最終選別のこと。
やっぱりそうだよねー。
私、今世で命の危機に直面すること多くない?
まあ鬼滅の世界なら当たり前だから慣れなきゃだけども。
でも、、、
あ…あわあわしてる甘露寺さん可愛い…癒される…不安も吹き飛んだ。さすが私の推し。
そこから部屋を整えたり、屋敷の中を探索したり、一緒にお昼を作ったりして…あっという間に夕方になった。
前世で、初めてのお留守番だったり防犯教室だったりでよく言われたことと一緒だ。
令和での不審者や強盗が、今では鬼に変わってるってだけで。
ええっと、なんだっけ、こういう時に藤の家紋の家の人達が話中で言ってたような…
甘露寺さんが怪我なく戻って来れますように。
よおし!明日からの稽古、頑張るぞー!
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
本日の転生録〜!
甘露寺さんのお屋敷!大きい!すごい!
…なんか私、最近どんどん思考が幼くなってる気がするよ?一応体は14歳なんだけどね()
そして私、ふと気づいたの。
ここは鬼滅の刃の世界…つまりこのままだと原作通りに物語は進み…
甘露寺さんは、最終決戦で亡くなってしまう…!!!
い゛ぃぃ゛ぃや゛ぁぁぁ゛ぁ?!?!(汚い高音)
ダメだ、何とかしないと。私がバチくそ強くなって全員守らないと。
煉獄さんもしのぶさんも無一郎くんも私が守らないとーー!!!(動揺しすぎてとんでもない無理ゲーに挑もうとしてしまうあなた)
よし、まずは選別に受かるようにしなきゃ!
目指すは無傷で突破だあ〜!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。