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人間と魔物が争う時代。 「あ～もう！姫様ァァ～！！」 「お願いですから人類を滅ぼすようなことしないでください！」 人類統一国家、カイミーン王国の城では。 おてんばな姫と、それに努めて優しく対応しようとする臣下の姿があった。 だが…。 「姫様が…さらわれた…！？」 悪名高い人類の敵、魔王軍によって連れ去られてしまう。 国民からは不安と心配の声で溢れかえり、人類側は対応に追われることとなる。 「だァ～！！なぁんでこんなに仕事多いかなァ～！？」 「死ぬ…死ぬ…！誰か私に糖分と睡眠時間をください…！」 それに対して、臣下たちは姫の仕事の多さにてんてこ舞い。 姫のことなど全くもって心配していなかった。 ブラックな労働環境の中、数日。 「こんな職場！捨て去って逃げてやる！」 「今までが楽だった…。また姫様の世話がしたいよぉ…。わがまま言って大変申し訳ませんでしたぁ…！！」 臣下たちの心も体も疲弊しきって、超えてはいけない限界を突破。 ある一人がこんな事を言った。 「よし！魔王城にストライキだ！（？）」 こうして、姫をなだめる専門家の最強臣下たちは！ 普通に魔王城で働き！ 当たり前のようにイベントに参加し！ 挙句の果てには婚活を始め！ たまぁに姫に寝かせてもらう！ そんな生活を、開幕させる―。