第5話

距離
46
2018/07/14 13:59
私たちは付き合うことになった。
だけど、やっぱり不安になることも多くて…
私は蓮斗先輩に言えないこともある……
蓮斗
心愛、おはようニコッ
ほら、行くよ
そう言って蓮斗先輩は私の手を握り歩き出す。
心愛
蓮斗先……
名前を呼ぼうとした瞬間蓮斗先輩の手が私の唇に触れ
蓮斗
いつも言ってるだろ?……蓮斗って呼んで?
心愛
れ、蓮斗/////……
蓮斗
えらいえらい♪ニコッ
はぁ、私はいっつも蓮斗にドキドキさせられてる……
私は蓮斗と別れた後教室にいき席に座る
はぁ、またか……
私の机には『死ね』『ブス』『消えろ』など書かれていて机の中にはゴミなどを入れられる毎日
それでも私は耐えている。
だって、蓮斗にもしものことがあったら私はいやだから
蓮斗
心愛、ご飯食べに行こーか!
心愛
う、うんニコッ
そう言って蓮斗はいっつも私の所に時間があれば来てくれる、それが私は嬉しい..…
だけどそんな幸せな時間も長くは続かなかった……
ある日の放課後
心愛
蓮斗迎えに来た……よ……っ!
そこで私が目にしたのは
蓮斗はいなかった代わりにいたのは私をいじめる女子達だった……
それだけなら別にいい彼女達の手にはナイフがあり蓮斗とおそろいだったキーホルダー、ブレスレット、ネックレスをボロボロにし蓮斗先輩の練習着までも引き裂かれている。
心愛
あ、んたたち……なにやってんのよ!!!
私にだけならまだ我慢できる……蓮斗を巻き込むなよ!!!!
私は1人の女子を叩いてしまった。
私は蓮斗に見つかる前に練習着を隠し壊れたブレスレットなどは自分のポケットに入れた
ガラガラ
蓮斗
心愛……ど、うした?
私が口を開こうとした瞬間
私が叩いた女子が口を開いた
蓮斗先輩……グスッ
私は、私はただ蓮斗先輩が好きで。
告白しようとしただけなのに……心愛ちゃんが殴ってきてギュッ
そう言って蓮斗に抱きついた
私はすぐに、違うって言おうとしたその時
蓮斗
心愛……なんで、そんなこと、したんだ?
思いもしなかった……蓮斗にそんなこと言われるなんて……
心愛
なんで、なんで蓮斗は私の言うことを聞きもしないでそっちのことを信じるの!?
……蓮斗もしょせん私のことは信じてなかったんだ……
私は泣きながら走り家に帰った
そして、静かに目を閉じた……
ー次の日ー
蓮斗
心愛……ごめんな、話も聞かないで。
何があったんだ?教えてくれ、でなきゃわかんないだろ?
心愛
蓮斗には関係ないでしょ。
それと、これからは私に学校では関わってこないで……
蓮斗
!おい!心愛!!!!
そう言って私は学校では蓮斗を避けるようになった
それにつれていじめはエスカレートしていきトイレに連れていき水をかけられたり、体操服を裂かれたり我慢の限界まできていた
それでも私は蓮斗に危害が加わらないのなら我慢できる……いじめが終わるまでの辛抱だと思っていた
数ヶ月がたった頃
私と蓮斗は一緒に登校もしなくなった私が避けて家を早く出ているから……
蓮斗
心愛…………っ、

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