私たちは付き合うことになった。
だけど、やっぱり不安になることも多くて…
私は蓮斗先輩に言えないこともある……
そう言って蓮斗先輩は私の手を握り歩き出す。
名前を呼ぼうとした瞬間蓮斗先輩の手が私の唇に触れ
はぁ、私はいっつも蓮斗にドキドキさせられてる……
私は蓮斗と別れた後教室にいき席に座る
はぁ、またか……
私の机には『死ね』『ブス』『消えろ』など書かれていて机の中にはゴミなどを入れられる毎日
それでも私は耐えている。
だって、蓮斗にもしものことがあったら私はいやだから
そう言って蓮斗はいっつも私の所に時間があれば来てくれる、それが私は嬉しい..…
だけどそんな幸せな時間も長くは続かなかった……
ある日の放課後
そこで私が目にしたのは
蓮斗はいなかった代わりにいたのは私をいじめる女子達だった……
それだけなら別にいい彼女達の手にはナイフがあり蓮斗とおそろいだったキーホルダー、ブレスレット、ネックレスをボロボロにし蓮斗先輩の練習着までも引き裂かれている。
私は1人の女子を叩いてしまった。
私は蓮斗に見つかる前に練習着を隠し壊れたブレスレットなどは自分のポケットに入れた
ガラガラ
私が口を開こうとした瞬間
私が叩いた女子が口を開いた
そう言って蓮斗に抱きついた
私はすぐに、違うって言おうとしたその時
思いもしなかった……蓮斗にそんなこと言われるなんて……
私は泣きながら走り家に帰った
そして、静かに目を閉じた……
ー次の日ー
そう言って私は学校では蓮斗を避けるようになった
それにつれていじめはエスカレートしていきトイレに連れていき水をかけられたり、体操服を裂かれたり我慢の限界まできていた
それでも私は蓮斗に危害が加わらないのなら我慢できる……いじめが終わるまでの辛抱だと思っていた
数ヶ月がたった頃
私と蓮斗は一緒に登校もしなくなった私が避けて家を早く出ているから……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。