第30話

可愛い
3,120
2022/11/01 08:30
ちょっと今までのと外れて、自己肯定感爆上がりでな北斗を書いてみました、
衝動書きなのでめっちゃ雑です。




「俺、可愛いよ?」

何言ってるんだみたいな顔で目の前の売れ始めのギャルモデルを見詰める松村北斗、
出来事はおよそ1分前

「大してイケメンじゃないのにあの5人と一緒にいるのよ、身の程わきまえなさいよ!」

そんなしょうもない暴言を吐いたからが始まりだった
予想外の発言に女は放心している。
そんな状況をもっとややこしくし始める北斗

「樹もきょーもとも慎太郎もジェシーも髙地も、俺の事可愛いっていつも言ってくれるんだけど、」

「そ、そんなの嘘に決まってるでしょ!誰があんたみたいなデカい男可愛いって言うのよ!」

「嘘でも可愛いって言われないあなたに侮辱されても響かないのよ。てか嘘じゃないし、」

「あんたみたいなブスでデカいだけの男に本当に可愛いなんて言うわけないじゃない!」

「負け惜しみしないでよ、、ただでさえ俺より可愛くないんだから、性格くらい良くないと。」

ね?と頭を傾げ眉を八の字にして同情の目を向ける、そんな姿に不覚にも可愛いと思ってしまっている自分に腹が立ったのか、罵倒を浴びせ始めた女、

「な、なによ!自分のこと可愛い可愛いって気持ち悪いのよ!私の方が断然あんたより可愛いし!目もちっちゃくて一重で肩幅もでかいし!可愛いとこなんてひとつもないのよ!」

どれだけ罵倒されても顔色一つ変えない、

「俺もあんたのこと可愛くないなんて言ってないよ?そりゃ俺よりは可愛くないけど、痩せてて、目も大きくて、メイクしなくても綺麗だろうし、ファッションセンスもいいし、ファンが沢山いるのも納得、まぁ俺の方が可愛いけど、」

褒めてきたことにびっくりしたのか、
怒っているのか照れているのか分からないが
顔が真っ赤だ、
萌え袖気味の手で口を覆いふふと微笑む、

「な、なによ!あ、あんたなんかに褒められても嬉しくないんだから!」

「あれ、」

走って奥に行ってしまった彼女、
だが、直ぐに戻ってきて

「あんたが可愛いのは、、」

「可愛いのは?」

「もう否定しないわよ!!」

と言い捨て楽屋に戻った

彼女の頭
(何よ、可愛いじゃないの、、不意に見せる笑顔と言い、仕草が女の子みたい……、ほんと、なんなのよ。)

こうしてまた1人の人間を虜にした松村

1人楽屋へ帰っていると

「北斗ー」

「?、あ、風磨じゃん」

「おひさじゃん、今日も可愛いな」

「知ってるけど?ま、ありがと」

「、ほんとお前、」

「なに?」

「まぁいいや、可愛い北斗にはこれあげる」

「え?指輪?」

「そ、おすすめの店教えただろ?そこで期間限定売ってて合いそうだったから買った、やるよ」

「へー、ありがとう風磨、忙しくて行けてなかったから」

「どいたま、じゃあな、可愛い北斗」

「、今度付けるね、ばいばい」


楽屋

「北斗!遅かったじゃん!どこ行ってたの?」

「うーん?廊下散歩してた」

「そう、で?なにそれ」

「風磨から貰ったの、期間限定だったから、プレゼントって」

「ふーん、よかったねぇ、今度付けたら見せてね?」

「ふふ、うん、」


「ねぇねぇ、」

「なぁに北斗」

「どうした?」

「どうしたの?」

「ほくちゃんどうしたの〜?」

「ん?」

「俺って可愛い?」




「「「「「もちろん、世界一可愛いよ」」」」」

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