第19話

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2024/04/07 21:00



ズンッ
 
あなた
ウガッ
 
また 侵入者の仕業だろう
 
シグマ
「また上層から音が…。何だ?」
 
あ、まだ太宰は気づいてなかったんだ
私が教えてあげよっと♡
 
あなたの下の名前の脳内💭


シグマ 「 そんな事も分かるだなんて凄いな✨
新島っていつも頼りになるから一緒にいると
安心するんだ✨だから私を嫁にして欲しい( 」
あなたの下の名前 「 んふっ、シグマ君ったら大胆ね♡
仕方ないからシグマ君を嫁にし・て・あ・げ・る♡( 」
ゴーンゴーンゴーン🔔

こうして結婚生活が始まる…
勿論、私は旦那だよな。
 
シグマ
「音が収まった…?」
 
んふふふふ、ふふ、ぐふっ、でゅふふふふ、




私は気づかなかった
シグマ君がこう言った後、


すぐに答えていれば良かっただなんて
 
太宰治
「侵入者だ」
 
っあれ、今なんて…

"侵入者"って言ったような気がするんだけどな
 
シグマ
「何?」
太宰治
「最初のあの騒ぎは君達の侵入が原因ではなかった訳だ」
太宰治
「そうと判っていれば…」
 
あれれ、これわかっちゃったやつですか
 
シグマ
「待て…"侵入者"だと?
何故そこまで断言できる?」
あなた
 
あっ、わかっちゃったやつですね

あははっ
 
太宰治
「簡単さ」
太宰治
「天使が囁いてくれた」
シグマ
「天使?何の話だ」
シグマ
「そもそも侵入者は何者だ?」
太宰治
「ひとつしかありえないだろう?」
 
はっ!チャンス到来!
 
あなた
ふょっ…(
シグマ
「ドストエフスキーの手駒か…」
あなた
 
そうだった…

シグマ君って頭キレるんだった…
 
あなた
私とシグマ君の結婚生活がぁ…
シグマ
「…?何か言ったか?」
あなた
ん?何も言ってないよん
 
やべ、無意識に声に出てたか
 
太宰治
「音が聞こえたところに
行ってみよーう!」
 
実際 私もフョードルの手駒が誰かわかんないし、
話聞いとくか


"ムルソー第4層廊下"
 
シグマ
「これは…」
 
スマホで確認するとたくさんの警備員が死んでいた
 
あなた
うわぁ…出血量やばぁ
太宰治
「成程」
太宰治
「侵入者が誰かわかった」
.
「「ーーー!ーー!ザザッ」」
 
既に死亡した警備員の通信機から声が聞こえたが、
通信機…、通信機越しの通信機…

ん?

なんて言えばいいんだ?

ちょっと語彙力が…

あせあせ
 
あなた
 
まあ!何も聞こえなかったァ!!
 
太宰治
「ドストエフスキーめ…
厭な手札を切ってきたな」
.
「「侵入者の異能は__ザザッ」」
.
「「ーーーーだ…!!ザザッ」」
シグマ
「なっ…!」
あなた
良いところが聞こえなかったァア!!
シグマ
「重力を操る能力らしい…」
あなた
えっまじか
 
さりげなく教えてくれるシグマ君やさしっ!すきっ!
 
太宰治
「はははっ!
重力…ということは中也だろう!」
 
チュウヤ?
 
シグマ
「中也ってポートマフィア幹部の…!?」
 
"ポートマフィア"

この間、暇だったからまた裏サイトを
見てた時に見たことがある(

港湾都市横浜を縄張りにする凶悪マフィアらしい
⚠STOP‼️⚠

そもそも裏サイトを見るのは辞めましょう!
 
太宰治
「…これで単純な2対2の構図になった」
太宰治
「こちらは私と君」
太宰治
「あちらはドストエフスキーと中也だ」
 
シグマ
「か…勝てるわけがない…!」




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