俺は海の家周辺まで行くと、海の家に多くの人が群がってた
ここにあなたの名字がいるのか
探すの面倒くさぁ!!!!(((
少しだるいけど俺は海の家に群がる人たちを見てまわった
けど、あなたの名字は探しても探してもいない
どんどん嫌な予感がしてくる
俺は必死にあいつを叫びながら探した
すると、人混みの中にチラッとあなたの名字が見えた
見つけられた喜びでホッとしてるのもつかの間、あなたの名字のそばに男2人組がいることに気がついた
その男2人にあなたの名字は戸惑っているように見える
嫌な予感が当たった。これナンパされとる
俺は急いであなたの名字のそばに駆け寄った
そばまで行くとあなたの名字が俺の事に気がついて俺の名前を叫んだ
「おいおい誰やねん人の女に手出しとるやつは」と思いながら近づくと、そこには見たことある奴がいた
いやこれ嫌な予感どころじゃないやん!
最悪の状況よぉ〜(泣)
この人たちなに?あなたの名字って気づいてない?
てかナンパまたやっとるやん……
センラの言葉に慌ててあなたの名字が否定する
ここまで強く否定されるとホントのことやけど俺の心にぐさーってくるな…
さぁどうしたものか
ここで下手に言うと怪しまれてあなたの名字が女だとバレてまうな
あなたの名字が男装してるってことは俺とこいつの秘密
あなたの名字だって死ぬほどバレたくないやろ
だからここは……
俺は大きく息を吸い込んでから言った
俺の言葉に他3人はとても驚いた
すまんあなたの名字、誤魔化すにはこれしかなかったんや!!
あなたの名字は色々察して俺の話に合わせてくれた
あなたの名字の演技が嘘くさすぎてバレるんじゃねぇかと思ったけど、意外とバレんかった
でもセンラは鋭い目付きで俺とあなたの名字を見た
これ以上ここにいても疑われるだけやな…
あなたの名字の芝居にも限界がきとるし
俺はそう言ってあなたの名字の手を握る。
そして握ったまま、しませんからなるべく距離をとろうと全力で浜辺を走った
後ろから逃すまいとセンラも追いかけてきたけど、逃げてる間に上手く人混みに紛れ込んで見失ったらしい
追ってくるとかあなたの名字にガチ惚れでもしたか?
まさか、なぁ???
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!